商品は、バンダイから2005年に発売された『WING CLUB COLLECTION(ウイングクラブコレクション)Part.L3』より『局地戦闘機 雷電21型』になります。
外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
デカールとタイヤなどの入ったパーツ小袋もあります。
垂直尾翼に貼るデカールが6種類付属し、
『ケ-1105』:元山海軍航空隊
『ヨD-1183』:第302海軍航空隊
『ヨD-157』:第302海軍航空隊
『タイ-101』:台南航空隊
『32-168』:第332海軍航空隊
『ヤ-1195』:谷田部海軍航空隊
のどれかに出来ます。
◆趣味の雷電21型
日本海軍の局地戦闘機の雷電です。
局地戦闘機(局戦)とか乙戦と呼ばれる機体は、敵の爆撃機を迎撃する為の迎撃機の事です。
あと名前に『電』or『雷』の字が入るのも局戦の特徴です(雷電は両方入ってます)。
局戦の任務は拠点防衛。敵の爆撃機を迎撃するのが任務なので、求められる性能は、高高度への上昇能力、速度、爆撃機を一撃で撃墜出来る火力の3つになります。逆に迎撃機なので、航続距離は求められてません。敵の方がやって来てくれるから。
日本海軍は1939年に三菱に14試局地戦闘機(※後の雷電)の開発を命じます。
時速600kmで、高度6000mまで5分30秒以内。運動性は重視しない迎撃戦闘機(迎撃戦闘機の任務は敵の爆撃機を撃ち落とす事なので、運動性は必要ない)。
三菱では、大馬力エンジンと空力に優れたデザインで、これを実現しようとしたのですが、開発当初、日本には大馬力の戦闘機用小型エンジンが無かった為、一式陸攻のエンジンを流用。
その結果、機首が太くなり速力が低下する為、空気抵抗を押さえる空力に優れた流線形のボディをしてるのが特徴です。後にエンジンは換装されますが、機体のデザインはそのまま量産化されます。
ちなみに開発したのは『風立ちぬ』の堀越二郎技師。
日本で初めての重戦闘機だった為、開発は難航し、部隊配備が始まったのが1943年。
インドネシアの油田の防衛部隊に配備され、英軍や米軍の爆撃機を迎撃してます。
日本本土に配備された雷電は、B-29を迎撃してます。
迎撃戦闘機として開発された雷電は、高速度重戦闘機。
速度が速い分、翼は小さく、逆に低速は苦手なので、着陸操縦が難しい機体でした。この為、素人には扱えず、熟練パイロットにより運用される機体でした。
1/144で、全長約6cm、全幅約7.5cm
組立は、キャノピーの取り付けと増槽の装着、タイヤの取り付けです。
タイヤは部品の差し替えで、飛行状態と着陸状態のどちらかを再現可能です。
コックピット内部の計器盤まで再現してある所が細かいです。
機体上面は濃緑色、機体下面はグレーに塗装されてます。
塗装はムラなくキレイに塗られており、モールドもシャープに入ってます。
完全塗装済みなので、模型作りで一番面倒で、身体にも悪い塗装をしなくても良いのが良いところ。
付属のパイロットは、コックピットに座らせます。
デカールが付属してます。
写真の1枚目は、箱と中身全て。
写真の2枚目は、組立見本。
写真の3枚目は、リーフレット。