過去7枚のオリジナル・アルバムでミリオン超えが4作、計800万枚の売り上げを誇る平井堅の約3年半ぶりのオリジナル・アルバム(8th)をリリースします。①30枚目の記念エロシングル「CANDY」、②女子中高生を中心に配信累計110万ダウンロード突破の大ヒットを記録した「僕は君に恋をする」、③ “スッキリ!!”とのコラボレーションでお茶の間を賑わせた「Sing Forever」、④韓流ファンを中心に大人の女性を魅了した「アイシテル」、⑤アルバム先行シングルで、平井堅史上最大級のタイアップとなる「いとしき日々よ」を含む5曲のシングルや6月11日(土)全国東宝系300館以上で公開の映画『星守る犬』主題歌などを収録予定。『いつの時代も名作を求めている』そんないつどこで聴いても色褪せることのなく愛され続けるJ-POPマナー的作品となることでしょう。
約3年ぶりとなる8thアルバム。「CANDY」から話題のTBS系ドラマ『JIN-仁-』完結編主題歌「いとしき日々よ」までのシングル5曲を含む、13曲を収録。松尾潔をプロデューサーに迎え、J-POPの進化と希望を詰め込んだ渾身の一作だ。
◆Sing Forever …日本テレビ系『スッキリ!!』10月テーマソング
◆いとしき日々よ …TBS開局60周年記念 日曜劇場「JIN-仁-」主題歌
◆僕は君に恋をする …映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』主題歌
◆アイシテル …映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』主題歌
◆夢のむこうで …映画『星守る犬』主題歌
01.Sing Forever
デビュー15周年アニヴァーサリー・ソングの32ndシングル。ビートボックスAFRAの快演とブレンダ・ヴォーン以下のコーラス隊の高揚が創り上げる、ア・カペラの雰囲気を醸し出すゴスペル調ナンバーだ。歌って明日をつかみとろういうシンプルなメッセージが響く。
02.いとしき日々よ
TBS系ドラマ『JIN-仁-』主題歌の34thシングル。ヒロインの野風と咲の名を“あなたに吹く風よ あなたに咲く花よ”のフレーズに織り込んだ、もう一度会いたいと願う「瞳をとじて」級の真骨頂バラード。感情や嗚咽を堪えるかのような渾身のファルセットは圧巻。
03.CANDY
30thシングル。「Strawberry Sex」路線のエロ満開ファンキー・ダンサーで、“ヤラシイ ハゲシイ クルシイ ジェラシー”の決めは見事の一言。“Not me”のリフレインが“ナメナメ……”に聴こえるのも確信的だが、不思議と下品に感じない。
04.お願いジュリー☆
「おまえにチェックイン」的な“チュッチュル~”や“危険なふたり”などジュリー=沢田研二へのオマージュを含んだ、危険で秘密の恋がテーマのファンキー歌謡。色気と戯れを絶妙な塩梅で演じるところにもジュリーへの憧れが見える。エキゾティックなサックスも好演。
05.僕は君に恋をする
井上真央&岡田将生主演映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』主題歌の31stシングル。亀田誠治&松尾潔制作のラヴ・バラードで、”さよなら、ありがとう~”以下の一言ずつ噛みしめて伝えるフックとメロディは多くの涙を誘うはず。金原千恵子のストリングス隊も好サポート。
06.さよならマイ・ラブ
歌謡曲風のタイトルで放つ和製フィリー・ソウルといったところか。マエストロ・Tこと豊島吉宏と松尾潔によるスウィートなメロディに乗せて、叶わない恋との別れを歌う。清水信之も加わっての水滴音やストリングス&ホーンのアレンジで、愛しくも切ない心模様を演出。
07.R&B
日本人の限界も吐露しながらも直に向き合ったR&B賛歌。スムースなダンサーに心地よく泳ぎながら、アース、スティーヴィー、ルーサー、ニーヨへの憧れや楽曲への愛情を歌う。田中直の濃密なアレンジも効いた、日本人“黒系”シンガー最頂点の一人によるこれぞR&Bだ。
08.Girls 3x
中田亮らオーサカ=モノレールの精鋭部隊を率いて、意気揚々に送るジャズ・ファンク調。初物の女をターゲットにするプレイボーイを演じる平井堅と、それを承知で最後でスルリと交わすようなEMI MARIAの色気の駆け引きがいい。ホーンも踊る大人の遊戯だ。
09.アイシテル
愛惜が痛切に胸を切り裂くメロディと脆くも激しい金原千恵子ストリングスの重なりが感涙を呼ぶ、亀田誠治制作の至極のミッド・バラード。不器用だが全霊で伝える歌唱で、さらに涙。松嶋菜々子主演映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』主題歌の33rdシングル。
10.BLIND
松尾潔制作によるマイナー調のアッパー・ハウス風ナンバー。堕ちても届かなくてもこの思いは消せないという激情の歌だが、4つ打ちビートと中田直によるチェロ導入のアレンジで、切ないモノクロームな空間を演出している。
11.Miss サマータイム
ブラジルの風を呼び込んだようなリズミカルなハウス調サマー・ラヴ・アンセム。田中直が過不足ない熱帯性を好演。曲風・歌唱ともに爽やかだが、“So new! So raw!”を“挿入! 早漏!”と聴かせるところは、やはり平井といったところか。
12.夢のむこうで
涙に暮れても愛すべき時間を過ごせたならば、いつの日かきっと希望があふれるはずと歌うミディアム・ソウル。温かい音色の鍵盤や弦がサポートするオーソドックスなバラードで、大げさ過ぎない歌唱も見事。どこまでもハートウォームな、映画『星守る犬』主題歌。
13.あなたと
盟友・鈴木大のピアノを添えた、飾ることのない生身のヴォーカルが伝わる美しいバラード。悲しみや辛さを経験したからこそ求める温もりや優しさを、平井堅ならではの想いで綴る。最後でささやく“同じ孤独を重ね合いたい”の言葉の説得力は計り知れない。