御存知!元King Crimson Ian Mcdonald、Michael Giles結成 McDonald & Gilesの唯一作 大傑作「McDonald & Giles」
日本独自HDCD仕様リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品でございます。
内容は言わずもがな。
ラインアップは、Ian McDonald(Vo、G、Horn、Key他)、Michael Giles(Ds、Per、Vo)、Pete Giles(B)となります。
また、ゲストとしてかのTrafficのSteve Winwood(Organ、P、ex-Spencer Davis Group、Blind Faith)が参加、
嘗てのKing Crimson時代の同僚Pete Sinfieldが一曲作詞で参加致しております。
プロデュースはIan Mcdonald、Michael Gilesによるもの。
(King CrimsonではかのMoody Bluesを手掛けたTony Clark制作の完成マスターを破棄し、バンド自身のセルフプロデュースを選択。
その実績を基に、の感がございます)
どちらかと言えば後期Beatles~極初期King Crimsonという感の音楽性でございます。
但し、極初期King Crimsonの様な翳りある抒情性や現代音楽的な鋭さは非常に弱いもの。
共通するアイデアが聴かれるものの、穏やかな感覚と明るさを伴ったポピュラー感伴う構築性のある”アートロック”感溢れる楽曲が揃います。
コーラスワークを生かした所が極初期King Crimsonとも異なるものでもございます。
ある種分野外とも言えるかの名手Steve Winwoodが参加している事からも、後にカテゴライズされる”プログレッシヴ・ロック”という音楽分野とは異なる感の音楽性でございます。
非常に質が高いものの、時代からはちと遅れた感のある音楽性の感がございます。
セールス不振もあり、その後消滅。
Ian McDonaldはプロデューサーとして活動し、後にかの英米混成のハードロック系バンド”Foreigner”結成に参加、大ヒット初期三作に貢献し脱退。
Michael Gilesはセッションワークへと移行、となります。
長い沈黙を経て、後々にSteve Hackettの初来日公演にIan McDonaldが同行。
久々の登場となりますが、80年代も元同僚の故Greg Lakeのソロ作や幻の”Ride The Tiger”プロジェクトにも参加していたMichael Gilesと再び合流。
かのKing Crimson初期構成ミュージシャンによる再評価プロジェクト”21st Century Schizoid Band”結成と繋がってまいります.....................
現行King Crimsonが(McDonald & Giles組が参加していないものの)この”21st Century Schizoid Band”を基にしている感がございます。
更にはその母体が”McDonald & Giles組”というもの。
非常に興味深いものでございます....................................................
そもそもKing Crimsonの大傑作1st”In The Court Of Crimson King”の元ネタはIan Mcdonaldによるものと言われます。
今作からもそれが伺える感がございますが、正直完成ヴァージョンはかなり異なるもの。
Robert Frippが「完成したものが全てである」との発言、
Robert Fripp自身による某曲ネタ解説からも、原曲よりも完成ヴァージョンへの貢献の重要性がお解りいただけるものと存じます。
また、King Crimsonというバンドの音楽を含めた特異性やバンド運営の有り方が伺えるものでもございます。
Ian McDonald曰く「McDonald & Gilesの2nd作を制作する予定がある」との発言が嘗てございましたが..............................................
現在ではこの仕様盤は入手が困難。この機会に是非。
注:配送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。