UME



50周年記念盤。アナログ45回転2枚組仕様のデラックス・エディションが話題になりましたが、実は、3枚組のスーパーデラックス・エディションもあります。
すべて2023年最新リマスターです。マスタリングもCDやBlu-rayとは異なります。収音の仕組みから考えて当然ですが。
33回転盤には、当時録音の未発表曲、別ミックスや別バージョンなどが収められているようです。

US盤を聴いていないので個人的な比較はできませんが、海外のザッパフリークの間では、圧倒的にEU盤の方が良いという評価で、取引価格も全く違うようです。

まず3枚目の画像がこの45回転盤の波形です。元々はA面にあたる部分から10秒程度です。10秒程度にしているのは、高音は基本的に鋭く短いからです。
1曲や1分など長いスパンだと、短く鋭い音は画像で勝手に間引かれて、よく見えなくなってしまうことに気づいたためです。
また、ケーブルノイズ・グラウンドノイズは、本当の低域量がわからなくなるので、計測してカットしてあります。
音量は私個人の可聴範囲に限定して波形化しています。若い方ならもっと聴こえると思います。

ちょうど高域も低域も凄い部分です。高域は測定限界値を超えっぱなしですし、低域も限界値の20hzまで、だら下がりでなく明瞭に出つづけています。
この部分だけでなく、全体にほぼそんな感じですので、これは凄まじい音塊です。さすが45回転の情報量、という感じがします。

マスタリングとカッティングはChris Bellmanが手がけています。Bernie Grundmanの一番弟子ですね。高音質専門レーベルからも直々に指名されて活躍する、現在最注目のエンジニアだと思います。実にしっかりした、いい仕事だと思いました。

ちなみに、6枚目の画像が33回転盤の波形です。こんな感じでたいてい振り切れっぱなしです。これもカッティングをChris Bellmanが手がけています。どうカッティングすればどう鳴るのか、すべてわかっているようで、心強い限りです。

一応言い添えておきますが、Blu-ray Audioではこういういい音では鳴りません。もし波形を比べれば一目瞭然でしょう。これがレコードの魅力です。Blu-rayがあるからいいや、というわけにはいかない、ということですね。

トライフォールド・ジャケットです。各種封入物すべてあります。盤重量は3枚とも、180gです。クリアビニールにスプラッタ模様があしらわれています。

状態：キレイです。外ビニールについていたハイプステッカー、残っています。

状態評価は私見です。頑張ってグレーディングしたつもりですが、神経質な方、ディテールに特にこだわる方は、恐縮ですが、どうぞご入札をお控え下さいませ。

CD、シングルは通常の場合ネコポスでお送りします。多巻組や特殊仕様ものを除き、たいていシングル、CDは１枚230円です。ゆうメールは送達日数がかかりすぎる場合があるので、当面使いません。ネコポスですと、10mm厚の通常のCDの場合、4枚まで230円でお送りできます。横長・縦長の8cmCDシングルの場合は、9枚まで230円でお送りできます。LPはゆうパックを優先させて頂きます。基本的に何枚でも、配送費は変わりません。帯のみの場合は、ゆうパケットでお送りします。230円です。10枚までは同料金でお送りできます。天候の悪い日や体調の悪い日は出荷できませんので、お急ぎの方はご遠慮ください。

写真について
ちょっと事情がありまして、片手を損傷してしまいました。残った片手だけでの細かい作業が困難でしたので、掲出のCDの写真は、ほとんど全ての場合、いつも保管時にかけている保護ビニール袋をはずさないまま、スキャナーで行なっています。
固定ピントになりますので、保護ビニールの微妙なうねりにスキャン光が白く反射してしまう場合や、なんだかちょっとボケた感じになってしまう場合、保護ビニール自体のヨゴレやスレにフォーカスしてしまう場合、保護ビニールのシール部分がスリーブ裏に写りこんだりする場合等、お見苦しい点がありますが、実物はちゃんとしていますので、ご安心下さいませ。キレイと状態欄に書いてあれば、それは本当にキレイですので。

LPは、片手でのセッティングが難しく、あきらめて、例年に比べ、反射しやすい場所で手を打たざるを得ませんでした。
こちらも見づらい場合があるかと思いますが、ご容赦下さいませ。
また、ビニールをかぶせたままの撮影が多くなることも併せてご寛恕下さいませ。