新刀の雄・徳川家お抱えの大名工 「初代・ 越前康継 」仙台藩・伊達家伝来ノ銘品にしてGHQ登録品・茎の葵紋堂々の銘品・薫山先生鞘書き有り・特別貴重刀剣

「越前康継・初代」は、天文23年生れ、安土桃山時代から江戸時代の越前国・武蔵国の刀工。 下坂派の棟梁格で、名を相伝し幕末まで江戸幕府御用鍛冶を務めた家系である。
「初代・康継」の出自は判然としないが、美濃国赤坂千手院派の後裔といわれるている。 俗名を「下坂市左衛門」といった。 慶長年間の初頭に越前に移り住み、越前北ノ荘藩「主結城秀康（徳川家康次男）」のお抱え鍛冶となった。 「家康」「秀忠」に召されて江戸で鍛刀を命じられる。 腕を認められて五十人扶持の士分待遇にあずかり「家康」より「康」の字を賜って「康継」と改銘する。 （ 葵 ）の御紋を作刀の茎に切ることを許された名工中の名工で有る。 ゆえに「御紋・康継」「葵下坂」と称される。
越前と江戸に隔年交代の勤務を命じられている。 作風「康継」本来の作は、関鍛冶風の板目肌に湾れに互の目がまじり砂流しのかかる刃文を焼く。 （ 重要文化財 ）指定の作に、熱田神宮への奉納の葵紋の脇差で、竹と梅枝の彫り物がある作がある他（ 重要美術品 ）の刀もある。 南蛮鉄を用いた最初の刀工だと云われ「以南蛮鉄」の添銘がみられる例が多々ある。 尚、このお刀は刀剣の登録制度が始まった最初期３月の登録であり、このころに登録された刀は大名家の物ががほとんどで、本刀が「 伊達家伝来品 」である旨も首項もっともというべきであります。 また同時に本刀はＧＨＱ登録品です。 戦後ＧＨＱは、いかなる身分の者の刀といえど米軍を苦しめた武器ということで、刀という刀はほぼ没収状態にありましたが、世界に冠たる美術品ということは、いかなＧＨＱでも認めないわけにはいかず、名品のみＧＨＱ登録をだして所持を認めました。本刀もそういう歴史の中で名品と認められ、ＧＨＱ登録され残されてきたた名刀です。

本刀は委託品でございますが、なるべく売り切らせて頂きますので皆様のご入札をお待ち致しております。
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長さ・・・・2尺3寸
元幅・・・・約3.2ｃｍ
先幅・・・・約2.3ｃｍ
元重・・・・約6.7ｍｍ
先重・・・・約5.0ｍｍ