本品は、セミトラ心臓部であるMOSFETの耐圧を600Vとしている特別仕様です。
当方の他のセミトラMOSFETの耐圧は250Vです。耐圧を600Vにあげることにより、プラグ電圧は数千ボルトアップすることを確認しております。
この特別仕様はこれまで車両形式限定で販売しておりましたが、今回それを解除します!
その理由は、セミトラを故障させる原因である”ノイズ”への対策をほぼ確立することができたと考えたからです。その根拠を以下に説明します。
当方のセミトラは2021年7月の販売開始後、お陰様で搭載車両は2輪・4輪含め2025年1月時点で約800台に迫るまで増えました。ただ、その中で1台だけどうしてもノイズの影響によるセミトラ故障が再発してしまう車両がありました。
他社製セミトラで故障したため当方のセミトラをお求め頂いたという有難いユーザー様でした。私は”何としてでも克服したい”、との一心で2年以上いろいろ試行錯誤して対策を探っておりました。
とまあ、そんな一言では片づけられないほど、歳を重ねて老いてきた体と頭を使っていろいろやってきました。幾つかの仕様をお試しいただくものの、結果として残念ながら効果がなかった対策もいくつかありました。そのユーザー様にいろいろとお付き合いを頂いたことには心より感謝しているところです。
実は、そのユーザー様は”セミトラ化を諦めかけて”いました。
私も実は手詰まりの状況が長く続いていましたが、諦めずにいろいろ調査研究し、2024年夏にようやく、あるノイズ対策回路を見出すことができました。そしてそれを基板に実装した試作品をその方にお試しいただく機会を得ました。その結果、嬉しいことに順調に稼働することが分かったのです!試行錯誤でしたが、セミトラにもようやく恒久的なノイズ対策を見いだせたのではないかと思っているところです。
私のブログにもそのあたりはいろいろとアップしていますので、よろしければぜひご覧ください。こちらです。
そこで、2024年秋に数量限定で耐圧600V仕様の製品に、そのノイズ対策回路を仕込んでリリースしました。これまでの耐圧600V仕様の製品は取り付け車両形式を限定していましたがそれを解除したのです。その結果、トラブルなく推移しました!よって、対策はほぼ完了、と考えたわけです。
1ポイント車であれば、二輪、四輪問わず全形式に適合します。
LEDは青緑色です。
1年間の品質保証付きです。
落札後1年以内のトラブル発生時は以下のいずれかの対応をいたします。
①返品、返金
②MOSFET(耐圧250V)に換装
それ以降も、トラブル発生時には往復送料をご負担いただければ修理対応いたします。
配線の長さは40cm程度です。ケースのサイズは40mm×20mm×80mmです。
端子はご自身で取り付けください。
最後に皆さんがおそらく思うであろう疑問
「耐圧250V仕様をメインに製造販売しているのはどうしてか??」
私は、セミトラの性能としては耐圧250V仕様で必要十分と考えています。
体感的には耐圧600V仕様の方が良いとおっしゃる方もいますが・・・。
これは人や車両の個体によって異なるのかもしれません。
あくまでより高いレベルの仕様を求める方に、本製品をお試しいただければと思います。
耐圧600V仕様のMOSFETの方がコスト高となります。
コストパフォーマンスを考えて、おはゆに61セミトラのメインの仕様は耐圧250Vにしているのです。