これはスゴイ内容。1962年生まれ、ギリシャはアテネ出身のジャズピアニストで、9歳からクラシックピアノを学んでいたものの、高校を卒業するころにはすっかりジャズに魅了れ、23歳の頃にアメリカへ渡ってボストンにあるニューイングランド音楽院に籍を置いてからは、ポールブレイやジョージラッセルらに師事して本格的にジャズの世界に没頭していったという事で、音楽的には特にセロニアスモンクとレニートリスターノを研究のテーマとして、積極的にこの両者のレパートリーを採り上げて演奏していたという経歴のパンデリスカラヨルギスを中心にした3人連名のアルバムとしては唯一の作品。リリースはスイスのHatologyから3面見開き紙ジャケット装丁にて2008年にリリースされていたもの。編成はパンデリスカラヨルギス(フェンダーローズピアノ、変調エフェクト)を中心に、わりとフリージャズ寄りのアヴァンギャルドジャズシーンでの録音が多いネイトマクブライド(コントラバス)、こちらも同じような境遇のカートニュートン(ドラムス)によるピアノトリオ編成。なので、ギリシャのジャズシーンというよりは米国西海岸のジャズシーンが主戦場だったという訳なので、特にプログレフィールドでは好事家の多いギリシャフォークロア的な要素や地中海音楽的な香りなんて期待してはダメで、あくまでも欧米コンテンポラリージャズ的な手法を基軸にして独自の音楽語法でもって顕現してみせたともいうべきけっこうなインパクトを放つ音楽性。特に本作に於いてはアクースティックのピアノは一切用いずに、なんとあろうことかフェンダーローズピアノ1本勝負というわけで、しかも単にフェンダーローズだけでは芸が無かろうとでもばかりにエフェクト変調をブチかましていて、恐るべきことに1曲目のセロニアスモンク作のGreen Chimneysではワウペダルを踏んでのファズまで追い打ちを掛けてくるという、まるでヘヴィサイケ系ギタリストを擬態したかのようで、アレ?サイケなの?ジャズ聴いてるんじゃなかたっけ?ってな異空間に聴き手を陥らせ、続いてサンラー作のSaturnではいきなりムーグシンセみたいなギュルギュル、ブニュ~っとした電子音化したフェンダーローズをブチかましてさらに事態はエシカレート、これのバックではあえて堅実なスウィング感で対応するという作戦を取ったベースとドラムスが律動していることで、演奏全体は逆にとことん変テコな乗りになっているというこの構図は、要するにアルバムの最初から最後まで一貫しているという恐ろしさ。他にもディユークエリントン、ミシャメンゲルベルグ、ウェインショーターの楽曲なんかを織り交ぜて、ご自身の楽曲だって非常にアブストラクトなモードジャズセンスが絶妙だったりで、まあ、70年代のこの手のカルトな著名作として知られるフランスのダルマトリオの幻の唯一作なんかにも匹敵するのが、2000年代にもこうして出現していたという怪作。必聴!!! PANDELIS KARAYORGIS nate mcbride curt newton-betwixt(hatology)
コンディション:★盤は中古盤として並品(軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し)、ジャケットは中古盤として並品(目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり)、プラケースは中古盤として並品(スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります)★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★
★送料(ユウメール):CD1枚¥180、CD2枚¥215、CD3枚~4枚¥300★郵便料金改定に伴いまして(CD5枚以上は枚数制限無し)及び(LP盤1枚~2枚)は定形外郵便(規格外)での扱いとなります。送料は¥500★