EVERYTHING YOU SEE IS ME
RASA ラサ
レコードです。
中古ですが美品です。
どこまでも優しく、甘く、感動的なメロウソウルの数々がここに....。
1978年にISKCON(クリシュナ意識国際協会)の依頼を受けて吹き込まれた本作は、その成立ちに反し、全編が素晴らしい、まさに宗教系メロウソウル、AORの最高峰の1枚。同時期のスティーヴィー・ワンダー直系の極上メロウな名曲群に加え、Common Senseが名曲「Take it EZ」でサンプリングした「When Will The Day Come」などを含む奇跡的な傑作が、幾多の権利関係の難関をクリアし、遂に遂に世界初の正規銀盤化です。これはちょっとした事件かも知れません...。
1960年代に生まれたヒンドゥー教系の新興宗派、ISKCON(クリシュナ意識国際協会)の活動促進の為、1978年に吹き込まれたのが本作。ジョージ・ハリスン、アリス・コルトレーン、ニール・ダイアモンド、リッチー・ヘブンス、そしてスティーヴィー・ワンダーなどの著名なミュージシャンが当時傾倒していたISKCONが、名曲「Feel like making love」のヒットで知られるユージン・マクダニエルズの子息、ロンドン・マクダニエルズと、ジョルジ・バレイロ(同年にはJ.O.B. Orquestra (ジェイ・オー・ビー・オーケストラ)名義で同目的のソウルの傑作『オープン・ザ・ドアーズ・トゥ・ユア・ハート』[VSCD9472] をリリース)に依頼し生まれたのがRASA(ラサ)名義の本作『エヴリシング・ユー・シー・イズ・ミー』です。
そのサウンドは、前述のスティーヴィー・ワンダーを思わせるような極上のメロウさを売りにしたブルーアイドソウル、AOR的な作風で、前置きにあるような宗教臭さを全く感じさせない本格的で洗練された内容です。まず、ソングライティングの良さが際立ち、作品全編を貫く圧倒的なクオリティに驚かされますが、華麗なストリングスをふんだんに用い、トロけるエレピ、タイトなリズムワークを軸にした演奏も豪華。さらに、クリストファー・マクダニエルズ(彼もまた、ユージンの息子の一人)の甘く優しい歌声も印象的でサウンドにマッチしており、奇跡が生まれる下地が揃っています。
オープニング、フワリと地平が広がるようなシンセのイントロから絶品のメロウなタイトル曲「エヴリシング・ユー・シー・イズ・ミー」が作品の素晴らしさを約束してくれますが、絶妙のメロウネスと高揚感が交錯する「クエスチョンズ・イン・マイ・マインド」、「ジャスト・フォー・ビリービング」、ウットリするようなバラッドの「ア・パーフェクト・ラブ」、コモン・センス(コモン)のサンプリングソースとして一躍有名になった「ホエン・ウィル・ザ・デイ・カム」など、アルバムを真っすぐに貫くような極上の世界観がとにかく素晴らしい1枚です。何度聴いても、味わいは増すばかり。そんな素晴らしい作品。
ほぼ市場に出てこないアナログになります。
これは本当に素晴らしい1枚!!
なかなか見かけない名盤なので、
この機会に是非。
ノークレーム ノーリターンでお願いします。
ヤマト着払い。