商品はタカラから２００４年に発売された『ワールドタンクミュージアム０６』より『AH-1Ｗ スーパーコブラ・海兵隊仕様』になります。

  原型製作：海洋堂

  ワールドタンクミュージアムは、フタに封がしてないので、開封して写真を撮って元に戻しました。
 
  外箱とリーフレットは欠品してます。リーフレットはカラーコピーを付けます。

  ＡＨ－１Ｗの１／１４４の模型は、多分、ワールドタンクミュージアムだけのはず～。レアですよ。

  ＡＨ－１Ｗスーパーコブラは、海軍機と海兵隊機があるのですが、海軍機はグレーのロービジ塗装で、海兵隊機は迷彩塗装です。この模型のＡＨ－１Ｗは迷彩塗装なのと機体側面に『ＭＡＲＩＮＥＳ』のマーキングがあるので、海兵隊に所属するスーパーコブラになります。

  陸軍のＡＨ－１ヒューイコブラとの違いは、エンジンが２個ある事と、キャノピーが丸い事。空対空ミサイルを運用できる事。この３点は、この模型でも再現されてます。

  この模型のＡＨ－１Ｗは、ロケット弾ポッド、ヘルファイア対戦車ミサイル、サイドワインダーと短翼にフル装備してます。

◆趣味のＡＨ－１Ｗ
  アメリカ海軍のジェット機はＦ－４ファントムⅡ以降、Ｆ－１４もＦ／Ａ－１８もエンジン２個の双発機です。

 当時のジェットエンジンは、まだまだ未完成で信頼性が低く、故障が多くＦ－４の一世代前のＦ－３Ｈデーモンが良く落ちたから（Ｆ－３Ｈは単発機）。

  エンジン２個の双発機ならば、たとえ片方のエンジンが止まっても、もう片方のエンジンで飛べるので、格段に生存性が上がるのです。そこで海軍機では、Ｆ－４以降、頑固なまでに双発機を採用してます。

  ベトナム戦争で大活躍したＡＨ－１Ｇヒューイコブラですが、米海軍と米海兵隊も揚陸支援の為にＡＨ－１を欲しました。

  そこで海軍と海兵隊の為に開発されたのがＡＨ－１Ｊシーコブラ。そして、ＡＨ－１ＪのエンジンをパワーアップしたのがＡＨ－１Ｔ。ＡＨ－１Ｔのエンジンを更に強化し、アビオニクス（電子装備）を最新の物に換えたのがＡＨ－１Ｗスーパーコブラ。

  陸軍のＡＨ－１との最大の違いは、エンジンが２個ある事。陸軍機のＡＨ－１Ｇや、その発展型のＡＨ－１Ｓはエンジンが１個です（なので排気ノズルも１個）。

  海兵隊のＡＨ－１Ｗは強襲揚陸艦から出撃して、上陸作戦を行う海兵隊を支援するのが任務。

  長距離を飛ぶのと、生存性を高める為、エンジンが２個。

  また、陸軍のＡＨ－１ヒューイコブラは単発ですが、対戦車ミサイルや電子機器がどんどん高性能化して、重くなって行ったのに対応できず、双発のＡＨ－６４アパッチに主力の座を譲り、全機退役してます（※陸上自衛隊のＡＨ－１Ｓは現役）。

  ＡＨ－１Ｗは双発で出力にも余裕があった為、生き残り、未だに現役。更に、最新鋭のＡＨ－１Ｚヴァイパーまでファミリーが続いてます。

  自衛隊でもＡＨ－１Ｓの後継機としてＡＨ－１ＷとＡＨ－６４の両方が後継機として上がったのですが、陸自はＡＨ－６４Ｄを採用しました（ＡＨ－６４Ｄの方が高性能だったし）。
  そしたら、ＡＨ－６４Ｄの米国内での生産が終わってしまった為、これ以上、調達できず、さりとて、ＡＨ－１Ｓの寿命も近づいてるので、後継として現在も生産されてるＡＨ－１Ｚが採用されるかもという話も出てます。世の中、分からないものである。

  あと陸軍のＡＨ－１は、敵に見つからないよう反射を抑える為にキャノピーが平面で構成されてますが、海軍と海兵隊のＡＨ－１Ｗでは、視界確保の為にキャノピーが、丸く曲面になってます（※この模型でも再現されてる）。

  更にＡＨ－１Ｗは最新のヘルファイア対戦車ミサイルのみならず、サイドワインダー空対空ミサイルすら装備可能です（この模型でも短翼に装備してます）。

  縮尺は１／１４４で、全長：約９ｃｍ強（ローターを含まず）。

  ワールドタンクミュージアムは海洋堂製なので、出来はかなり良いです。

  組立は、メインローターとテイルローターの差し込みが必要です。

  写真の１枚目は、斜めから。

  写真の２枚目は、横から。

  写真の３枚目は、ブリスターとコピーリーフレット

  写真の４枚目は、リーフレット（※コピーを付けます）。

 

◆発送に関して。