
太平洋戦争当時、使用された臨時召集令状用紙の生き残り本物です。世を出ているものは、ほぼ全てがレプリカか模造品です。某有名出版社の高校の図録資料集写真も、模造品が載せられており誤りです。私は長年研究、収集して、見分け方を知っておりますが、さらなる模造品を防ぐために、残念ながら多くは公表出来ません。ただし、落札者にはお教えします。赤色インクの不足などの理由で、赤色ではなく、印影も黒で印刷しています。用紙は赤色ではなく、藤色かピンクに近いものが本ものです。
落札後24時間以内の手続きと、受領後24時間以内の受け取りが可能な方に限定します。
(2024年 8月 18日 11時 19分 追加)世に「しょうしゅうれいじょう」と称するものが複数存在しますが、中には「在郷軍人会」が訓練のために「召集」した書類までも、そのように呼称している例さえあります。正式には「臨時召集令状」だけが、いわゆる「赤紙」といわれた正体です。「召集」を「招集」と記した「模造品」さえあります。招くのではない、「お上」に「召される」のですから、当然に「召」となります。赤紙のことを「一銭五厘で召集されて戦場へ」などといった、歴史に無知な記述もあります。臨時召集令状が出された時期のはがきは料金が改定されており、一銭五厘ではありませんでした。「赤紙」というから、真っ赤な紙を連想しますが、真っ赤な「臨時召集令状」は存在しません。「司令部」の印も、朱色ではなく、黒色で印刷されていました。「赤」色は、耐久性、需給バランス、製造コスト等々の関係で用いられた用紙はすべからく「ふじ色」「桃色」の類です。真っ赤な用紙は存在しません。このような基本的な事実を知らずに、「見よう見まね」で模造した召集令状は多数で回っております。本物からのカラーコピーもあります。私は、長らく大学に勤務しており、多くの「模造品」も含めて収集し、徹底して解析してきました。教科書や資料集の「誤り」も何度か指摘してきました。印象では、教科書の執筆者、文科省、出版社、そして採用を検討している各学校の関係者、残念ながら、その中のかなりの数の人が「いい加減」です。無責任といったほうがいいでしょうか。呆れます。せめて、真偽だけは徹底して極めたものが教科書のはずですが、実態は「いい加減」です。残念です。こうした執念の下で、戦時遺品等の収集研究を続けてまいりましたが、世の「でたらめ」「いい加減」「あいまい」「誤解」には悲しんでいます。
(2024年 12月 18日 19時 12分 追加)この「臨時召集令状」は、「ひな形」が作成されており、「 連隊区司令部」と予め印字されており、各地の連隊区司令部では、各自がそれぞれ、自らの連隊区司令部の名と印を加刷して仕上げて使用しておりました。従って、場合によっては、連隊区司令部の部分の印字が若干フオントが異なっていたりします。加刷ゆえに、不自然さが見られますが、偽物ではありません。
当方は、全国の連隊区司令部で発行された「臨時召集令状」を有しておりますが、いずれも加刷を前提に作られておりますが、ほかの部分は「差異」はありません。原則として、「臨時召集令状」は、細部を除いて、全体の「文面の同じもの」が送られてきます。
※誤解を避けるために、以下を追加します。
① 司令部印が黒字で印刷されていることへの疑義が呈されました。先にも触れたように、当時は赤色インクの十分な供給ができず、「赤紙」といえども、「赤色」ではなく、「藤色」「ピンク」に近い色の紙(台紙)に印刷されていました。「深紅」の「赤紙」は存在しません。ましてや、司令部印に「深紅」に近い「色」を使用することはありません。中央で作成した「赤紙」の「ひな形」があり、その用紙を用いて、それぞれの聯隊区司令部で必要事項を加刷して使用していました。印も当然に「黒色」で印刷されました。
② 黒色印刷で、「命を召し上げられる」ことは「おかしい」との指摘もありました。今で考えれば、「妥当な考え方」でしょうが、戦争中の「逼迫した」状況の中では、「人権」だの「不合理」だのということは、表明できませんでした。そうした「行動」には 特別高等警察(特高)が厳しく取り締まっており、自由な批判や意思の表明は、「命がけ」でした。「赤紙」に対して、当時の「風刺」に「一銭五厘で戦場へ」というのがありました。正確には、赤紙が発行された当時は、はがき代金の改正後で、1銭五厘ではなかったこと、さらには「赤紙」は、封書で送られることはあっても、はがきでは「あり得ない」こと。この「一銭五厘で戦場へ」というのは、「人権」「抑圧」「不合理」等々を象徴的に表現しています。いずれにしても、わずかな郵送料で「召される」のは事実。そこには、「赦せない」だの「おかしい」だの「あほらしい」だのという「民衆の嘆き」は表面化しません。「赤紙」はただ「受け取る」だけです。印のインクの色など、「度外視」されます。
③ちなみに、この「赤紙」は「●●警察署管内」というような標記が入れられ、郵送ではなく、地域の役員や役所職員などが持参もしていました。本人に直接手渡しするのが普通ですが、家族などで「代理受け取り」もされていました。