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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
このパンフレットは、「しんぶん赤旗」社会部が、二〇〇五年八月から十二月までのあいだ、「戦後六十年企画」として、憲法問題や靖国問題を意識して、二十五回にわたって連載してきたシリーズ「元兵士が語る『大東亜戦争』の真相」をまとめたものです。証言の内容は、南京大虐殺、従軍慰安婦、七三一関連部隊での生体実験、刺突訓練、三光政策、スパイ謀略活動、大陸打通作戦、インパール作戦、ルソン島、ソロモン島、トラック諸島、沖縄県宮古島での体験、戦艦大和の沈没、中国残留孤児問題など、当時、日本政府が「大東亜戦争」の名でおこなった侵略戦争の実態を、多岐にわたり語っています。
敗戦直前“ここを掘れ”
「命令だ。やれっ」
「現地調達」の名で強奪
家もろとも焼いた
“白骨街道”をいく
捕虜を水責めにした
敵軍に偽装して謀略
戦死は“華”ではない
死んだ兵の米奪う
今も南京の光景が〔ほか〕
レビューより
戦争を知る一冊
南京大虐殺、従軍慰安婦・・・。元日本兵の口から実体験が語られます。
証言をされた元日本兵は「生きているうちに、今話さないと」という思いで語っています。刊行時にはすでに死去された方も多く、文字通り最後の証言です。戦争と平和、憲法を口にするなら、まず読んでおきたい一冊です。
この小冊子は、「しんぶん赤旗」が、昨年(2005年)の8月から12月までの間に、「戦後60年企画」として、25回にわたって同紙上に連載したシリーズ「元兵士が語る『大東亜戦争』の真相」をまとめたものだ。
インタビューの証言内容は、南京大虐殺、従軍慰安婦、七三一部隊での生体実験、刺突訓練、スパイ謀略活動、東南アジア諸国、沖縄県宮古島での体験、戦艦大和の沈没、中国残留孤児問題など、当時、日本政府が「大東亜戦争」の美名で行った侵略戦争の実態を、多岐にわたり語っている。
25名の証言者は80歳以上で、それぞれの戦場で戦った元兵士であり、顔写真入りであり、住所の一部まで記載している。上官の命令で、焼き尽くし、無抵抗な民衆を殺しつくし、食糧を奪いつくしたと蛮行の数々を働かざるを得なかったことを心底から彼らは告白している。しかも兵士には充分な食糧が与えられず「自戦自活せよ」との命令に従わざるを得なかったため、敵の銃弾で倒れた数を、はるかに上回るほど飢えや伝染病で死んだという。
そのことについて、証言者の井出亀三郎さんは「日本軍はフィリピンに60余万人を送り、そのうち約50万人が戦死したといわれています」と述懐している。つまり、戦地で餓死と病に膨大な数の兵士が倒れたのだ。
インタビューから今年(2006年)の5月26日に小冊子が刊行されるまでに2名の方が他界している。元日本兵たちは「生きているうちに、今話さないと」という思いで語っている。文字とおり最後の証言だといえる。いつまでもお元気で戦争体験を語り継いでいただきたい。