<商品状態 送料 注意点>
*送料無料 スマートレターにて発送いたします。
*DVDケースなし 盤面とジャケットのみとなります。
*中古 レンタル使用、ジャケット、ディスクにレンタル用管理シールがあります。
*中古商品となりますため、通常使用による若干の使用感はあります、 細かいキズ、ジャケットの色褪せがあります。
発送前に再生チェックをし発送いたします。
『近松物語』(ちかまつものがたり)は、1954年(昭和29年)の日本映画。溝口健二監督作品。
概要
近松門左衛門作の人形浄瑠璃の演目『大経師昔暦』(だいきょうじ むかしごよみ、通称「おさん茂兵衛」)を下敷きにして川口松太郎が書いた戯曲『おさん茂兵衛』を映画化した作品である。脚本は、近松の『大経師昔暦』と、同一事件(おさん茂兵衛参照)を題材にした西鶴の『好色五人女』の「おさん茂右衛門」の二つを合体させたものである[1]。スター嫌いだった溝口健二監督は、大映社長の永田雅一の強い要請で長谷川一夫を起用した。
キネマ旬報ベストテン第5位にランクインされた。1999年にキネマ旬報社が発表した「映画人が選ぶオールタイムベスト100・日本映画編」では第49位にランクインされた(同じ順位に『隠し砦の三悪人』『もののけ姫』など)。
あらすじ
京都烏丸の大経師の手代茂兵衛は、主人の妻おさんから、兄の金策依頼で困っていると相談を受ける。冷酷無情な主人が貸すわけがなく、茂兵衛は主人に内緒で店の金を融通しようとするが、それが主人にばれようとしたところを、茂兵衛に好意を寄せる女中お玉の嘘に救われる。しかし、主人はお玉に気があり、茂兵衛とお玉の仲を勘違いして茂兵衛を軟禁状態にした。 お玉の寝間に主人が忍び込むという話を聞いたおさんは、お玉の布団で主人を待つが、やってきたのは屋根裏から抜け出した茂兵衛で、そこへ運悪く主人も来て、不義密通と騒がれ、二人とも家を追われる。 もう死ぬしかないと琵琶湖に舟を出し、身を投げようとするが、死ぬ間際に茂兵衛からおさんに対する思慕の告白があり、それを受けたおさんも茂兵衛を愛していたことに気づき、死を思いとどまる。 二人は愛を深め、逃げ延びる気持ちになるが、役人に追われ、親からも疎まれ、二人は捕まってしまう。不義密通の罪は町内引き回しの上、極刑となるが、真実の愛を貫いた二人は、穏やかで晴れ晴れとした顔で刑場に引かれていった。
スタッフ
監督:溝口健二
製作:永田雅一
企画:辻久一
原作:近松門左衛門
劇化:川口松太郎
脚本:依田義賢
撮影:宮川一夫
録音:大谷巌
照明:岡本健一
美術:水谷浩
音楽:早坂文雄(東宝)
編集:菅沼完二
和楽:望月太明蔵、豊沢猿二郎
装置:山本卯一郎
結髪:花井りつ
助監督:田中徳三
進行:小澤宏
キャスト
茂兵衛:長谷川一夫
おさん:香川京子
お玉:南田洋子
大経師以春:進藤英太郎(東映)
助右衛門:小沢栄太郎
源兵衛:菅井一郎
岐阜屋道喜:田中春男(東宝)
院の経師以三:石黒達也
おこう:浪花千栄子
鞠小路侍従:十朱久雄
公卿の諸太夫:荒木忍
赤松梅龍:東良之助
僧侶:葛木香一
黒木大納言:水野浩(東映)
検校:天野一郎
お蝶:橘公子
船宿の女中:金剛麗子
茶店の老婆:小松みどり
おたつ:小林加奈枝
おその:仲上小夜子
おかや:小柳圭子
堅田の役人:伊達三郎
宿の番頭:石原須磨男
切戸の庄屋:横山文彦
村役人:藤川準
梅垣重四郎:玉置一恵
ほか。