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・TRIO JR-60 通信型受信機 整備品【レストア済】の出品です。
TRIO JR-60について
- 発売時期と位置づけ:1963年頃に発売され、普及モデルの9R-42Jや9R-59の上位機種として位置づけられていました。
- 受信周波数帯:放送周波数帯から短波帯30MHzまでをカバーし、さらに50MHz帯用クリスタルコンバーターを内蔵することで50MHzのアマチュアバンドも受信できる高級機でした。
- 受信モード:CW、AM、SSB、FMに対応しています。
- 回路構成:高周波1段、中間周波2段のシングル・スーパーヘテロダイン方式を基本とし、50MHz帯はクリスタルコンバーターを挿入するダブルスーパー方式になっています。
- Qマルチプライヤー:9R-59ではBFO兼用だったQマルチプライヤーがJR-60では独立しており、CW受信時にもQマルチプライヤーを動作させることが可能でした。
- 価格:キット価格は29,900円、完成品は38,500円と、当時としては高価な製品でした。スピーカーは別売りでした。
- アメリカでの販売:アメリカではLafayette HE-80として販売されていました。
① 商品説明
・TRIO(現KENWOOD)JR-60 通信型 オールバンド受信機です。
受信周波数:BCバンド(中波) 540~1600KHz
HFバンド(短波)1.6~4.8MHz
4.8~14.5MHz
10.5~30MHz
VHFバンド(超短波)48~54MHz
・バンド・スプレッド(アマチュア無線ハムバンド直読):
3.5MHz帯 3.5~4.0MHz
7MHz帯 7.0~7.35MHz
14MHz帯 14.0~14.4MHz
21MHz帯 21.0~21.5MHz
28MHz帯 28.0~30MHz
・使用真空管:計 14本
6AQ8(VHF 高周波増幅)
6BL8(VHF 局発、混合)
6BA6(高周波増幅
6BE6(混合)
6AQ8(局部発振)
6BA6(中間周波増幅)×2
6AL5(AM検波、ANL 自動雑音制限)
6BE6(プロダクト検波、ゲーテッド・ビーム検波)
6AQ8(低周波増幅、BFO)
6AQ5(電力増幅)
6AQ8(Qマルチプライヤー、マーカー発振器)
6CA4(電源 両波整流)
OA2(VR-150MT)定電圧放電管
・付属回路:バンドスプレッド(アマチュア無線ハムバンドのみ)
Qマルチプライヤー(高選択度調整)
ANL(自動雑音制限回路)
AVC-MVC(自動音量調整-手動音量調整切替)
プロダクト検波(SSB・CW受信用)
ゲーテッド・ビーム検波(FM受信用)
マーカー発信器
Sメーター
BFO(ビート周波数発振器)SSB・CW受信用
レコーディング用端子(600Ω)
スピーカー接続用端子(4Ω、8Ω)
ホーンジャック(ヘッドホーン用)
・本体の寸法:430W×255D×195H mm 重量:約10.5Kg
☆少し時間をかけて丁寧にレストアしたので、オールバンドで受信可能です。
写真-10は今回交換した不良パーツです。配線やハンダ付けも1部手直ししました。
アマチュア無線局のSSBやCW電波も、BFOにより良い音で復調ができます。
28MHzや50MHz帯でのFM電波も正常に受信できます。
HF・VHF帯を受信する場合 屋外アンテナ(ロングワイヤー アンテナ等)の設置が必要です。
しかし室内アンテナでも中波ラジオ放送や、日中 ラジオ日経第一(6055KHz)や7MHz
アマチュア無線等が結構良く聞こえます。
また夜間になると海外のさまざまな短波放送が数多く受信できます。(BCLリスニング向け)
・手持ちの測定器(SSG)を使用してコイルパックなどの調整を行なっております。
メインダイヤル目盛りは概ね合っていますが、ハイバンドではかなり誤差が生じます。
・ダイヤル目盛りの印刷に1部はがれ有ります。
・Qマルチプライヤー(高選択度調整)は一応動作しますが、その効果については良くわかりません。
・マーカー発信器はXtalの不良?なのか正常に機能しません。
② 付属品
・JR-60 キット組立説明書(回路図及び取扱説明書を含む A4コピー版)
・室内用アンテナ線(長さ約6.5 mのビニール電線)
・同軸アンテナコネコター用プラグ(MP5 2個)
③ 発送方法など
・動作品ですが、商品到着時に受信音が出ない場合以外 NC、NRでお願いします。
・発送方法については厳重に梱包を行い、ヤマト宅急便(120サイズ 元払い クロネコメンバー割10%適用)にて発送予定です。
☆送料は追ってお知らせ致します。
※商品発送時 宅急便の伝票に送付先の電話番号を記入したいので、差支えなければ電話番号をお知らせ下さい。