◆【20世紀のアメリカ黒人指導者(明石ライブラリー)】
(ジョン・ホープ・フランクリン他編 大類久恵他訳 明石書店 2005年 サイズ 652p 20cm)
■内容:
本書は20世紀のアメリカ黒人指導者15名の活動を通して、世紀末転換期から市民権運動の時代にいたる黒人史を包括的にえがく。各指導者はときには反目し、論争しながらも、黒人の地位向上、人種の壁や抑圧の克服に取り組んでいく。
まえがき
第1章 ブッカー・T・ワシントン――適応主義の政治(ルイス・R・ハーラン)
第2章 T・トマス・フォーチュン――適応主義時代の急進的なジャーナリスト(エマ・ルー・ソーンブロウ)
第3章 アイダ・B・ウェルズ=バーネット――孤独な闘士(トマス・C・ホルト)
第4章 W・E・B・デュボイス――人種の誇りと不屈の抗議(エリオット・ルドウィック)
第5章 ジェームズ・ウェルダン・ジョンソン――全国黒人地位向上協会の発展(ユージン・レヴィ)
第6章 マーカス・ガーヴェイ――文化蘇生の政治(ローレンス・W・レヴィン)
第7章 A・フィリップ・ランドルフ――労働運動を越えた労働運動家(ベンジャミン・クォールズ)
第8章 チャールズ・クリントン・スポールディング――人種分離の時代を生きた黒人実業家(ウォルター・ウェアー)
第9章 メアリー・マックロード・ベシューンと全国青年局――ニューディール期の「黒人内閣」(B・ジョイス・ロス)
第10章 チャールズ・ハミルトン・ヒューストン――法治国家の改革者(ジェナ・レイ・マクニール)
第11章 メーベル・K・スタウパーズ――黒人看護師と人種統合への道
" 本書は、John Hope Franklin and August Meier eds., Black Leaders of the Twentieth Century の全訳である。「まえがき」に記されているように、本書は、二〇世紀におけるアメリカ黒人指導者一五人の活動の分析を通じて、二〇世紀の黒人指導者に関する、より包括的な研究の基盤を提供することを目指した論文集である。原著は、一九八二年に初版が刊行されて以来、アメリカ合衆国の高等教育機関において、黒人史の教科書あるいは参考文献として活用されてきた。訳者のひとりも、アメリカの大学に留学中に本書と出会っている。
初版刊行からすでに二〇年以上の歳月を経ているとはいえ、本書が持つ教育的な意義は、現在の時点においても色褪せていない。各章は、黒人史研究の第一人者たちによって、初心者にもわかりやすく書かれており、研究を深めたい読者に向けた文献紹介も付されている。各執筆者は、執筆対象である黒人指導者を、独自の視点から分析しながらも、「抑圧から解放へ」という黒人史の大きな流れのなかに位置づけている。そのため、読者は、通常の概説書を読む以上に、歴史のダイナミズムを堪能できるに違いない。また、大学生や一般の読者にとって、歴史的な事項ではなく人物を"
■■本の状態:
古本です。
カバーに多少のスレ・背やけ。
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