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布を蒐集する過程で入手したものですが、眺めていて見飽きることがありません。見る角度や光の具合により、様々な表情を醸し出す木彫です。ここまで変化に富んだ状態になるには、相当長い歳月を要したことでしょう。
これは、インドネシア スラウェシ島 タナ・トラジャの伝統的家屋(2枚目参考画像の高床式住居)の外壁の一部です。大きさは、3枚目画像でご確認ください。19世紀のものです。
一木から斧で削り出して作られ、斧跡が確認できます。作為の彫り文様と経年の色合いの変化が何とも言えず、プリミティブな本物の持つ迫力・力強さがあります。
日本の古民家同様、トラジャの古い住居は、近代化と共に建て替えられ、こうした外壁は新しいものに取り替えられたり、捨てられてしまい、古いオリジナルはあまり残っていないものです。この地域の壁板には、幾何学模様の彫刻が施され、黒と朱色で着色されたものもありますが、残っている数が少ないのは、こちらの装飾が無い方です。
裏側(6枚目画像)もまた味わいがあって美しいと思います。こちらを表にして飾ったり、敷板にしても楽しめます。
今月初めに出てきてから、9枚目画像のように裏側に針金を取り付け、壁に掛けて飾って(10枚目画像)いました。ご希望の場合は、この針金もお付けしますが、自作のごく簡易なものですので、あくまでも「おまけ」とお考えください。簡単に付け外しできますので、全体の状態をご覧いただけるように、
状態ですが、ヒビ(7枚目画像)や端の側面に傷み(8枚目画像)が見られます。しかし、どれもぐらつくことなく、しっかりしており、すぐに壊れるような状態ではありません。この品を好まれる方は、あまり気にされないかと思いますが、経年による汚れや傷が気になる方には、向かない品かと思いますので、ご入札はお控えください。
下地の木の表面は斧で削られた荒々しい跡が見られ、時代を経てきたものであることが分かります。敷板にしても味わいがあり、飾る品をひきたてますが、立て掛けたり、壁に掛けて飾った方が、抽象画を観ているようで素敵だと思います。
出品しているものはどれも昔選別して蒐集したものです。捨てられてしまい、あまり残っていないものですので、大変リーズナブルかと思います。この外壁を美しいと感じていただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。
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