御存知!Frank Zappa & the Mothers ビッグバンド系ジャズロックの大傑作「Grand Wazoo」 Frank Zappa承認リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、ジャケット表下部右・中央に擦れ、ライナーノーツに製品製造時に生じたと思われる折れがございます。
内容は言わずもがな。
ラインアップは名手揃い、御存知!故Frank Zappa(G、Per)、Aynsley Dunbar(Ds、ex-John Mayall & The Blues Breakers、Jeff Beck、The Aynsley Dunbar Retaliation、Blue Whael、David Bowie、後にJourney、Jefferson Starship、Whitesnake、
UFO、Tony Spinner他)、故George Duke(Key、後にCobham/Duke Bandやブラコン系作品でも有名になる)、Don Preston(Syn)、Erroneuos(B)、Sal Marquez(Trumpet)、Tony Duran(Rhythm G)等を中心として、
Ernie Watts(Sax、後にLee Ritnearとの活動でも知られる名手)を代表にMike Attschul/Joel Peskin/Ken Shroyer等のホーン隊を迎えたビッグバンド編成となります。
アメリカ大衆音楽の商業・産業主導に絡む見苦しい覇権争いを古代ローマの戦争に置き換え、揶揄したコンセプト作となります。
使用したスタジオがかのハリウッドのパラマウント・スタジオという事もあってか?「架空の風刺お笑い映画のサウンドトラック」の感もございます。
そもそも故Frank Zappaは前衛音楽者と言うよりは、むしろ「大衆音楽好きの現代音楽家」の感がございます。(「譜面以外の(即興)演奏は絶対に許さん!」との事でもございますが......................................................)
ロック音楽の自由さ・寛容さを土台にビッグバンド系ジャズやジャズ/ロック、現代音楽、冗談音楽を融合し、サントラ性や(今作では)若干の演劇性を加えた感のある今作でございます。
時代によって変化し続けたFrank Zappaの基礎とも言える作品の一つではございますが、演劇性をジャケット内側のシナリオ([今作の日本盤ではライナーノーツに対訳あり])に集約した事からも、
今作では異例と言える難解さがかなり薄まったもの。
「何このハチャメチャ感 !?」というのがFrank Zappaに対する一般的な認識でございますが、ここではビッグバンド系ジャズロックを音楽性の中心に大きく据えた事もあり、非常に理解し易く整った音楽性となっております。
ビッグバンド系ジャズやジャズ・オーケストラと言えばかの巨匠”Gil Evans”を思い浮かべますが、ロック音楽に接近したその七十年代の作品に繋がる音楽性の感がございます.................................
後にHR/HM系でも知られる事になる名手Aynsley Dunbarの初期名演の一つでもございます........................................................................
現在では入手が非常に困難。この機会に是非。