
Pioneer SA-520
¥29,800(1973年頃)
解説
使いやすさを考えた本格的プリメイン アンプ。
パワーアンプ部には全段直結準コンプリメンタリー方式を採用しています。初段に作動アンプを採用し、入力バイアス補償回路を併用して、高い直流安定度を得ています。
イコライザーアンプは低雑音タイプをさらに厳選したトランジスタと低雑音抵抗、スチロールコンデンサーを組合せた2段直結方式でS/Nの改善と安定度の向上を計っています。
CR型トーンコントロールを採用しており、部品精度の追求からトーンコントロールツマミのフラットポジションでの周波数特性にうねりが少ない特性を得ています。
Hi-Fiアンプ
リアパネル
機種の定格
型式ステレオプリメインアンプ
回路方式差動1段全段直結準コンプリメンタリー
実効出力Hi-Fiアンプ
片ch駆動、1kHz20W/20W(4Ω)
16W/16W(8Ω)
両ch駆動
1kHz:15W+15W(4Ω)
13W+13W(8Ω)
20Hz~20kHz:10W+10W(8Ω)
高調波歪率実効出力時:0.8%以下
1W出力時:0.2%以下
混変調歪率実効出力時:0.8%以下
1W出力時:0.4%以下
出力帯域幅10Hz~40kHz(IHF、両ch駆動、歪率0.8%)
出力端子Speaker:A、B、A+B(4Ω~16Ω)
Headphone:4Ω~16Ω
ダンピングファクター(1kHz、8Ω)30以上
残留雑音(8Ω、プリ+パワーアンプ)1mV(0.13μW)以下
Hi-Fiアンプ
回路方式イコライザーアンプ:2段直結NFB型
コントロールアンプ:CR型
入力感度/インピーダンスPhono:2.5mV/50kΩ
Tuner、AUX1、2、Tape Monitor1、2(DIN):150mV/100kΩ
Phono最大許容入力(rms/P-P)100mV/280mV
出力レベル/インピーダンスTape Rec:150mV
Tape Rec(DIN):30mV/80kΩ
周波数特性Phono(RIAA偏差):30Hz~15kHz ±0.5dB
Tuner、AUX、Tape Mon:15Hz~30kHz ±1dB
トーンコントロールBass:+12dB~-10dB(100Hz)
Treble:+9.5dB~-10.5dB(10kHz)
ラウドネスコンター(ボリューム-40dB時)Hi-Fiアンプ+10dB(100Hz)、+6dB(10kHz)
SN比(IHF、ショートサーキット
Aネットワーク)Phono:70dB以上
Tuner、AUX、Tape Mon:90dB以上
使用半導体トランジスタ:22個
ダイオード:6個
電源電圧AC100V、50Hz/60Hz
電源コンセント電源スイッチ連動:1系統
電源スイッチ非連動:2系統
消費電力定格:42W
最大:85W
外形寸法幅415x高さ132x奥行328mm
重量7.1kg
各所無水アルコール洗浄
メンテナンス済み
動作品
電解コンデンサを高品質なオーディオ機器用のものと
ほぼ全て交換しております。
ニチコン社のミューズやファインゴールドをメインとして
主な特長は
スピーカーアウトのアンプ基盤に
パイオニアとエルナー社のコラボ電解コンデンサ
(デッドストック品)を使用。
※フォノ入力基盤はステレオアウトしますが電解コンデンサは、純正のままです。
Pioneer特有の低音をそのままにして
クリアで澄み渡る高音域を獲得した機種となっていると思います。純正当初のラウドネス効果は必要無いくらいまた別の奥行き感がある澄んだ音がします。
(レストア品)
最近まで自身のメインアンプとして使用しており動作しておりますが
発売より40年以上経過した機種となる為
ノークレームノーリターンでよろしくお願い致します。