
◎希少木材、黒柿を用いた木刀です。杢目の折々に薄く黒が混じり肌目の大変美しい材は、黒柿の中でも稀少です。
◎黒柿とは、樹齢数百年、白と黒の美しい模様を持った希少な柿の古木です。黒柿には年輪とは異なる独特な紋様が幹に現れます。それを杢と言います。
◎正倉院から現代に到るまで、卓越した木工職人達が黒柿の工芸品を作ってきました。
黒柿には墨絵のような黒色が不均一に入り込み唯一無二の景色を醸し出してます。
◎黒柿が出る確率は1万本に1本とも言われ、非常に貴重で高価な存在です。樹齢150年以上の老木にしか出ないことは共通しているため、柿渋の元である“タンニン”が変色し、元々白い樹である柿の木に黒が入るのではないかと考えられています。
◎一部の黒柿には、孔雀木や鶉杢に代表される優美な木目(杢)がごく稀に出現し、最高級調度品や家具などに使用されてます。取引相場は…非日常的な金額に上ります。こちらの杢類は何と3万本に一本の出現確率です。
◎当木刀は、長さ約85cm、重量約556g。
バランスが良く非常に目の詰まった重厚な木刀です。
黒檀、紫檀、スヌケ、鉄刀木などの唐物を遥かに凌ぐ材、黒柿で削り出された至極の一振り。
◎姿は…柄あたりにポイントとして、玉杢?、鶉杢?を配し切先に向かい、幾重にも重なった美しい橙色の材に、墨流しと呼ばれる黒い線状の杢が入ってます。
裏側は…こちらも味わい深い橙色の木目(カキノキ科特有の縮杢、リップルマーク)切先まで続いてます。
通常黒柿の木材を見ますと、白い部分は白またはクリーム色に黒色部分は漆黒にとなってますが、こちらの木材は白い部分とされる所が橙色に木目が幾重にも重なり、所々に黒色の線が入り込んでます。まさに逸品です。
◎是非とも写真を拡大して、具にご査証願います。
◎当方としては、詳しい事は分かりませんが、昭和前半の作品としての伝承で、製作依頼者が自ら黒柿の木材を吟味選別し、その一本を木刀として特別注文をしたものと考えられます。
◎10枚目の写真については、奈良時代8世紀の法隆寺献納宝物として現在まで収蔵されてる小刀で、刀の鞘が黒柿で作られてます。この黒柿が当時からどれ程貴重な存在で、皇族、貴族などに珍重されていたかが窺われる証左になります。
◎奇しくも、献上宝物と当該木刀との類似点を見出しました。
法隆寺宝物の鞘のあたりに墨流しの流麗な杢が入り込んでますが、当木刀にも9枚目写真に同じ墨流しの線状の杢が認められます。
◎作成依頼者がこの奈良時代の献上宝物の写しを木刀に求めたと推察するならば、並々ならぬ黒柿への熱意を感じざるを得ません。
◎是非ともこの機会を逃さずに、法隆寺献納宝物と似た、貴重希少な黒柿木刀をご検討下さいませ。おそらくは同等品は今後市場には出品されないと思われます。
◎尚、ご検討の際は必ず自己紹介をお読み下さい。大切なお取引条件が記されてます。
◎[縮杢]とは、目が波状に縮んでしわがよったように見える杢目です。 樹が外的要因、内的要因によりその内部に発生してしまうプレッシャーを 逃がした痕跡が“杢”です。 季節風や太陽の方向によって曲がらざる を得なかった樹は、その弾力にまかせて自身の体を折りたたむことによっ て環境に対応します。柿、楓、花梨などに現れる流麗な杢目。
一般に販売されている黒柿の木材板をご覧下さい。
黒のタンニンと、白もしくはクリーム色に分かれて、模様を見せですが、白い部分はただの白やクリーム色です。
この縮杢が全体に入ってるか、入ってないかで取り引き価格はは雲泥の差を生じます。
(2025年 4月 26日 18時 28分 追加)◎木刀全体に、ニス、ウレタンが施されてますが、ニスやウレタンなら経年劣化で剥離しますが、こちらはその形跡がありません。
恐らくは本漆値段の高い希少性がある木刀に安物のニスやウレタンはあり得ないと推察します。
当方も専門家でないので、推測の域をでません。
諸般ご了承の上で、ご検討ください。