酒井田 柿右衛門(初代:1596年11月15日〈慶長元年9月25日〉 - 1666年7月20日〈寛文6年6月19日〉)は、江戸時代、肥前国(佐賀県)有田の陶芸家、および代々その子孫(後継者)が襲名する名称。
朝鮮陶工の李参平により良質の陶土が発見されたため現在の佐賀県西松浦郡有田町に移住した酒井田円西は、息子である喜三右衛門とともに陶器や白磁、染付などの磁器を製作していたが、やがて17世紀前半に喜三右衛門は赤絵磁器の焼成に成功し、柿右衛門を名乗った。
初代は乳白色(濁手)の地肌に赤色系の上絵を焼き付けるという柿右衛門様式(後述)と呼ばれる磁器の作風を確立し、その作品はヨーロッパなどにも輸出されマイセン窯などでは模倣品も作られた。また、磁器の発祥地である中国の景徳鎮窯にも影響を与え(景徳鎮伊万里)、同様の作品が作られやはりヨーロッパに輸出された。1666年に没した初代、その息子である二代(1620年 - 1661年)、二代の弟の三代(1622年 - 1672年)は製作期が重なっており、作風にも大きな差は見られない。また、三者とも極めて技量が高かったと言われる。これに加えて四代(三代の息子、1640年 - 1679年)までの間が初期柿右衛門とされる。
続く17世紀後半から18世紀前半にかけての約90年間、五代(1660年 - 1691年)から七代までが中期柿右衛門とされる。六代(1690年 - 1735年)は意匠・細工に優れた叔父の渋右衛門にも助けられ、食器類のほか花器、香炉など様々な磁器製品を高い水準で量産することに成功したため、中興の祖とされる。
18世紀前半から19世紀にかけての八代(1734年 - 1781年)、九代(1776年 - 1836年)と十代(1805年 - 1860年)の期間は後期柿右衛門とされ、主に染付の磁器を製作した。七代から八代にかけては四角の中に福の字が入った「角福」と呼ぶマークを施したものが多い。これは明清の陶磁器に元々あったものである。
近代以降では、十一代(1839年 - 1916年、1860年に襲名)は、海外にも積極的な出品を行なった。
十二代と十三代(1906年 - 1982年)は1947年頃から濁手の復活を目標とし、1953年に初めて濁手の作品を発表した。濁手の製作技術は1955年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に選択され、1971年には重要無形文化財に指定されている(保持団体として柿右衛門製陶技術保存会を認定)。
サイズ:16/8.5cm
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