EMI マーラー・コンプリート・エディション
マーラー:
・交響曲第6番イ短調『悲劇的』
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ジョン・バルビローリ(指揮)
録音時期:1967年8月17-19日
録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
録音方式:ステレオ(セッション)
遅いテンポで開始される第1楽章アレグロ冒頭から面食らいますが、エネルジーコという指定には忠実で、異様に力強い足取りと、指揮者の唸り声がただならぬ作品のオープニングを不気味に彩ります。全編ほとんど拡大鏡でみるマーラーといった趣ですが、この変化に富んだエネルギー解析ぶりは実に魅力的です。特にマーラーの天才が冴え渡る第4楽章序奏部のカオスの表現はみごとなもので、独特の色彩感と巧みな演出の切れ味はまさに衝撃的。他にかなうもののない深みに達した演奏といえ、続く主部へのブリッジ(05:03~)での凄絶な響きなど、あのバーンスタイン盤でさえずいぶん楽天的に思わせてしまうほどのスゴ味があります。イメージとしては、誇大妄想狂による悲劇的なモノローグとノスタルジックな回想といったところでしょうか。マーラー・ファンなら一度は聴いておきたいユニークな名演です。
・亡き子をしのぶ歌(全5曲)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)
録音時期:1949年10月4日
録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
録音方式:モノラル(セッション)
ワルターとフェリアーの出会いは、1947年のコンサートでの『亡き子をしのぶ歌』でした。清冽で暖かみを持ち伸びやかな彼女の歌声は、指揮者の気に入るところとなり、後に数多くの録音を残すことに繋がりました。有名なこのセッション録音も、素晴らしく深い歌の魅力を感じさせてくれるものです。
・リュッケルト歌曲集
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ジョン・バルビローリ(指揮)
録音時期:1969年7月17,18日
録音場所:ワトフォード・タウン・ホール、ロンドン
録音方式:ステレオ(セッション)
ベイカーの知的で趣味の良い歌唱を、バルビローリの濃密な伴奏が支えた魅力的な演奏。バルビローリが特別に愛し、自らの葬儀にも使うように依頼した名曲「私はこの世から忘れられ」については旧録音も存在し、そちらはCD16に収録されています。
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