廃盤
ラインスドルフ&ボストン交響楽団
バルトーク:
管弦楽のための協奏曲 Sz.116
ストラヴィンスキー:
バレエ「火の鳥」組曲
エーリッヒ・ラインスドルフ指揮
ボストン交響楽団
【録音】
1962年10月[1]
1964年4月23&24日[2]
ボストン、シンフォニー・ホール
ラインスドルフの精緻なオーケストラ・ドライヴの魅力が100%発揮されたバルトーク!
20世紀音楽も得意としていたラインスドルフ。ボストンSOのシェフの座について僅か2年、オーケストラ・ビルダーとしての実力を世界に知らしめたラインスドルフ屈指のディスクです。
オケコン初演(クーセヴィツキー指揮)を行ったボストン響は、さすが!といわんばかりの自信に満ちた演奏を展開しており、ラインスドルフ指揮の下、作品の性格をしっかりとつかんだ中身の濃い音楽を見事に築き上げています。とりわけ目の覚めるような鮮やかなアンサンブルでたたみこんでいく終楽章も聴きものです。音のコンディションが極めて良好で、パフォーマンスの素晴らしさを余すところなく伝えています。オケコンには名演が多い中、異常なまでに密度の高いこのラインスドルフ盤は新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。オケコン・ファン必聴です!
なおフィルアップされた「火の鳥」組曲は、ストラヴィンスキーが編んだ1911年版を基本としたうえで「子守歌」と「フィナーレ」を1910年のバレエ全曲盤から補った独特のスタイルをとっています。
ライナー盤に匹敵する名盤の復活
オーストリアに生まれたエーリッヒ・ラインスドルフ(1912-1993)は、ドイツ古典派の音楽だけではなく、バルトークやストラヴィンスキーにプロコフィエフといった音楽の解釈にかけても優れた才能を見せていた。しかし今回登場したバルトークなどは、これまで不当に評価されていたとしか思えないほど注目されることはなかったが、それには理由があるような気がする。RCAには、ライナー&シカゴ響という極め付きの決定盤が存在していたためではないかという気がしている。しかし実際に聴くと、このラインスドルフの演奏は、実はライナー晩に非常によく似ていることがわかる。切れ味鋭い表現、オーケストラの引き締まった響き、それは名トレーナーでもあったラインスドルフの薫陶の賜物でもあるが、そして一点一画をも揺るがせないその完成度の高さによってライナー盤に匹敵する演奏を行っているのである。ラインスドルフとボストン響にとって、このバルトークは、RCAに録音した最初の記念すべき第1作であったのである。またストラヴィンスキーの方は、生彩に溢れたリズムと非情なまでに精巧なアンサンブルによって色彩豊かに表現している。(宮崎 巧)
■発送開始:お支払い完了から2〜3日で発送いたします。
■ご落札品の集中などにより、発送までお待ちいただく場合がございます。
■土日祝日・GW・お盆・年末年始は休業とさせていただいております。
■相互評価のため、評価不要の場合は当方への評価はお控えくださいませ。