バベルの塔を出現させた後は最上階付近へと移動し、自身の元へやって来る超人を待ち受けていた。
他の超神が超人達と激闘を繰り広げた末に敗れていき、その結果超人側で残ったバッファローマンとの対戦が確定。
最上階の専用リングまでバッファローマンが登って来ると怪鳥に乗った状態で登場した。
バッファローマンの前に降り立つと、超人達が期待以上の抵抗を見せた事を評価し、そしてここまでの戦いが自身のシナリオ通りに進んでいる事を明かす。
バッファローマンは悪魔将軍から受けた「師を超えろ」という指示の実現の為、それに見合った相手である調和の神と戦える事に嬉々とした様子を見せるが、
調和の神は「少なくとも今のお前では私を倒せない」「今のバッファローマンには決定的に欠けているものがあり、それが何か理解できるかどうかが
今後の分かれ目となる」と意味深に語り、マントを脱いで遂に超神としての姿と名を明かした。
試合開始のゴングがなると、それと同時にバッファローマンが片足蹴りによる奇襲で先制攻撃を仕掛けるが、ザ・ワンは片手で容易にバッファローマンの蹴りを受け止める。
バッファローマンはすぐさまロックを外して体勢を整えると、今度は延髄斬りによる二の矢を繰り出すが、ザ・ワンはこれも片手だけで防御。
そのままバッファローマンの左足を掴むと、片腕だけでバッファローマンの巨体を持ち上げ、コーナーの鉄柱目掛けて投げ返しダメージを負わせる。
バッファローマンはザ・ワンのパワーに戦慄するも、今度は渾身のショルダータックルで突撃。しかし、ザ・ワンはショルダータックルを受けても
全く微動だにしておらず、ダメージを負っている様子も見られなかった。
バッファローマンはサイドスープレックスを仕掛けようと素早く組手を変え、1000万パワーによってザ・ワンの身体を浮かせるが、
ザ・ワンは「なかなかの膂力ではないか」と余裕な態度を崩さず、逆にバッファローマンの身体を担ぎ上げ、自らがサイドスープレックスを仕掛けて
バッファローマンをリングに叩きつけた。
吐血したバッファローマンだったが、血を拭いながらハリケーン・ミキサーの体勢に移行し、ザ・ワン目掛けて突進。
一方のザ・ワンもホーリーロッドを突き出し、バッファローマンのロングホーンと激突する。
その結果ハリケーン・ミキサーを防ぎ、「ホーリーロッド・アクセル」で逆にバッファローマンを空中に跳ね上げ、「ゴッドインペイルメント」
「ミザリースタンプ」の連続攻撃を繰り出す。
一気にバッファローマンに深手を負わせるも、それでもバッファローマンはビッグブーツで抵抗。
バッファローマンの相手にプレッシャーをかける勇猛果敢さを評価しつつも、「神である自分にハッタリのような戦術は何ひとつ通用しない」
と自らもビッグブーツによるカウンターを仕掛ける。
更に強烈なモンゴリアンチョップからの「エクソシストチョーク」で頸動脈を締め上げる非情な追撃を繰り出し、
バッファローマンを失神に追い込んで彼の心を折りにかかる。
だがバッファローマンは意地で意識を保っており、ザ・ワンは「今のままどこまで行ってもお前はただのヘボ牛だ」と罵りながら背中を踏みつける。
対するバッファローマンは全身の表皮を破って、象徴である千の傷を現した状態に変化。フライングクロスチョップによる空中殺法を繰り出して
ザ・ワンの意表を突き、更に「ロングホーンスクィーズ」で追撃を行い、ザ・ワンに初めて片膝を着かせた。
バランスを崩したザ・ワンにそのまま二度目のハリケーン・ミキサーを叩き込もうとするが、ザ・ワンは素早くジャンプし、ロングホーンを掴んで激突を回避。
バッファローマンは攻撃を「超人十字架落とし」に切り替えるが、ザ・ワンは両腕のロックを簡単に解き、「嘆きのボンバルディエ」による
カウンターを炸裂させた。
それでもなおバッファローマンは立ち上がって来たが、そんなバッファローマンに「何故お前の攻撃が何一つ通じないのか」という理由として、
自身こそがバッファローマンの出身である「バッファロー一族」を生み出した張本人という事実を明かす。
しかし、とうの昔に超人という存在に失望していた彼は、故意にバッファロー一族が滅亡するように仕向けており、その事実を知ったバッファローマンを憤らせる。
だが、自身の系譜を継ぐ唯一の生き残りである彼に「私の全てを与えてやる」と語り、悪魔将軍を裏切って自身の軍門に下るように迫る。
バッファローマンは今の自分の力ではザ・ワンを倒せないことを悟り、彼の「力が欲しいのだろ」という呼びかけに心が揺れ動くが、
これ以上キン肉マンをはじめとする仲間達を裏切れないと、ザ・ワンの軍門に下るのを拒絶。
ハリケーン・ミキサーで突っ込み、対するザ・ワンはバッファローマンの選択を「愚か」と蔑みながらホーリーロッドでハリケーン・ミキサーを受け止め、
バッファローマンを硬い石柱のコーナー目掛けて弾き飛ばした。
しかし、これはバッファローマンの狙い通りで、ロングホーンで石柱に掴まると、そのまま4つの石柱を凄まじい勢いで周りながら移動し、
かつて完璧超人始祖のガンマン戦で披露した「ハリケーン・ギガブラスター」の体勢に移行。
「これで効かなきゃ… オレの生命もここまでだーーっ!」と叫ぶと同時に、ハリケーン・ギガブラスターを放ち、身構えるザ・ワンの胸に命中した。
だが渾身の一撃も虚しく、ザ・ワンの胸を覆う鎧を大きく凹ませるが、当のザ・ワンは全くの無傷で、バッファローマンは技の勢いを完全に止められてしまう。
ザ・ワンはバッファローマンを空中に放り投げると、必殺技「ハルモニアデストラクション」を炸裂。
バッファローマンの胴体に風穴を空け、片方のロングホーンを破壊する重症を負わせる形で勝利した。
バッファローマンにとってはかつての悪魔将軍戦を思い起こさせるような手も足も出ず完膚なきまでに叩きのめされる完敗となった。
バッファローマンとの戦いに勝利した後、彼の持つ才能から将来性を感じ、この先の戦いにバッファローマンの力が必要だと感じたため、
命は取らず改めて自身の弟子になるよう自身を超える可能性を「お前の努力次第だが 可能性は大いにあると言っておこう」と語りかけながら勧誘。
これまで悪魔超人や正義超人、超人血盟軍と様々な勢力に所属し、その度に仲間を裏切る罪悪感に苦しみ、「真の仲間とは何か」と自身に問う
バッファローマンだったが、キン肉マンの「何があってもお前は私の永遠の友達」という言葉を思い出し、袂を分かっても自らの信念に従って
ザ・ワンの弟子になることを選択するのだった。
ザ・ワンもバッファローマンの覚悟を感じ取り、「必ずオレを最強の超人に育て上げると約束しろ」と言う彼に
「もちろんだ 約束しよう」と微笑を浮かべた。