サヴァリッシュ
フィリップス録音
メンデルスゾーン:
交響曲第2番変ロ長調 Op.52『讃歌』
ヘレン・ドーナト(ソプラノI)
ロートラウト・ハンスマン(ソプラノII)
ワルデマール・クメント(テノール)
サヴァリッシュ指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音:1967年(ステレオ)
サヴァリッシュが40代前半にニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮してPHILIPレーベルにセッションでステレオ・レコーディングした全集から。
演奏はこの頃のサヴァリッシュならではの充実したエネルギー感のあるもので、メンデルスゾーンの古典的なフォルムをきちんと構築した上で豊かなロマン的情感と色彩を感じさせる手腕はさすが。味わい豊かに仕上げられた秀演。
【サヴァリッシュ・プロフィール】
ヴォルフガング・サヴァリッシュは1923年8月26日ミュンヘンの生まれ。幼い頃からピアノを始め、作曲と理論も同地で学び、さらに指揮についてハンス・ロスバウトに教えを受けていました。しかし第二次世界大戦に通信兵として出征したため学業が中断、戦後、復学し卒業したのち、アウクスブルク歌劇場の練習指揮者の職を得、そこで『ヘンゼルとグレーテル』の指揮をする機会に恵まれ、その指揮が高く評価されて第一指揮者に任命されます。
サヴァリッシュはピアノ演奏にも長けており、1949年に開かれたジュネーヴ国際コンクールの二重奏部門では、ヴァイオリニストのザイツと組んで首位を獲得するなど、室内楽ピアニストとしても高い能力を示してもいました。
その後、サヴァリッシュは次第に声望を高め、1953年にはアーヘンの歌劇場の音楽総監督となり、任期中の1957年にはバイロイト音楽祭へ『トリスタンとイゾルデ』で初出演を果たしています。また、同じ1957年にはフィルハーモニア管弦楽団を指揮してロンドン・デビューする一方、ピアニストとしてもシュワルツコップの伴奏でリサイタルに出演するなど多方面で活躍していました。
そして1958年にはヴィースバーデンの歌劇場の音楽総監督、1960年にはケルンの歌劇場の音楽総監督となり、同年にはウィーン交響楽団の首席指揮者、翌1961年にはハンブルク・フィルの首席指揮者、1970年にはスイス・ロマンド管弦楽団首席指揮者も務めるという人気ぶりでした。
さらに1971年、バイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任し、1982年には音楽総監督に任命され1992年まで同劇場の水準向上に貢献、1992年にはフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任、79歳を迎える2002年まで指揮します。
以後はフリーランスとして各地で指揮をおこなっていましたが、心臓病のため2006年に引退、7年後の2013年2月22日、グラッサウの自宅で亡くなっています。
その間、1964年にはNHK交響楽団に初めて客演、以後、数多く来日して人気を博し、名誉指揮者を経て1994年からは桂冠名誉指揮者となり、通算40年に渡って同楽団に深く貢献していました。
サヴァリッシュは40年に渡ってオペラハウスの音楽監督を務める一方、コンサート指揮者としても幅広い活動を展開、楽員や歌手への着実な伝達技術と、膨大な知識と経験に基づく端正な音楽表現により、世界各地でオペラやオーケストラ音楽に高水準な演奏を聴かせてきました。一方でサヴァリッシュは伴奏ピアニストとしても優れた手腕を発揮しており、歌曲や室内楽で、共演者の音楽性を巧みに生かす見事な伴奏を聴かせていました。(HMV)
美品。
※CDは、ビニール内袋に収納されています。
※サヴァリッシュ・グレート・フィリップス・レコーディングス からの分売です。
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