1925年生まれで2022年に故人となった、イタリアはモンテッキオエミリア出身のアコーデオン奏者にしてオルガン奏者でもあり、既に18歳でプロの演奏家としての活動のかたわら、職能作曲家、バンドマスターとしても非凡な才能を発揮して数多くの大衆歌謡系のバンドやオーケストラを率い、50年代から60年代にかけてはイタリアでは最も名高いアコーデオン奏者になっていたという本名マリオバリガッツイこと、マリオバリマール。この経歴でいくとプログレッシブロックとは何の関係も無さそうなこの人にいったい何が起こってしまったというのか?、70年代初期になって突如、プログレッシブロックバンドを結成するというインスピレーションに取り憑かれるように結成されたのが、こちらのカプリコーンコッレージェということで、このあたりの経緯はまさに70sイタリアンプログレというムーヴメントとしての異常な熱量がこんな所にまで及んでしまったという意味では、この当時の歌謡シンガーからポップス系をもひっくるめての、総プログレッシブロック化現象とも言うべき様相を呈していたという事の典型的な立ち位置が良く解るのもこのバンドの面白いところ。で、編成としてはバリマールの操るピアノとキーボード、シンセを中心に、ベース、ドラムス、ギター2人、サックス、フルートの奏者が参加した6人編成で、バリマール以外は特に他のプログレバンドへの参加や歌物シンガーのバックバンドを務めたなんて記録が確認できない人たちばかりなので、恐らくはライブラリー系作品や映画やテレビの音楽みたいな諸々にクレジット無しでワンポイント起用されていたであろう、腕達者の職能セッションミュージシャンであった可能性は充分に有り得る話。で、このバンド、1作目のほうは、EAポー、グレゴール、フラッシュメンなどなどの70sイタリアンプログレ6ケタ廃盤がうじゃうじゃ眠っている事で知られる、Kansasレーベルから72年にリリースされ、まずは1枚リリースで伝説化するのも珍しくないイタリアンプログレとは言え、意外にセールス的には悪くなかったからなのか?、74年になって今度はバリマールとカプリコーンコッレージェというバンド名に多少変更して、2作目として同レーベルからリリースされたものが本作。で、こちらの正規再発CD盤は91年にイタリアのVinyl Magicからリリースされていたもので、意外な事にこれ以降の再発や再プレス、或いはLP盤での再発が無い事から、現在ではやや入手困難となっている1枚。で、内容としては1作目のほうがインストパートを重視してプログレ然とした仕掛けの多いアレンジが中心になっていた事を考えると、こちらの2作目のほうは明らかに歌物としての音楽性にシフトしていて、それでも通常の歌物系バンド、アルンニデルソーレやノマーディなんかと比べると美メロとかドラマチックとかそういう要素には全く頓着が無く、かと言ってリトルフィート、ドクタージョン、ザバンドやボブディランみたいなUSルーツロック系には尚更振れるわけも無し。この辺は地味だけれどもカプリコーンコッリージェがいかに微妙な塩梅のセンスを衝いていたのかという真骨頂でもあり、イタリアンプログレ作法で換骨堕胎してみました的なシティポップスのような珍妙な面白さとか、デリリウムみたいなズンドコ調プログレ感とか、ライブラリーミュージック的なサイケ感が混在した、意外にもリピートしてるとハマっちゃうスルメイカ的な味わいの珍作。BARIMAR E CAPRICORN COLLEGE-lp di primavera(vynil magic)
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