■ご挨拶
ご覧いただきありがとうございます。コレクション整理のため、未組立のプラモデルキットを出品いたします。
■商品名
MAC Distribution製 1/35 BA-20SD Railcar(ソビエト装甲車・鉄道仕様)
■商品説明
本キットは、ソビエトの偵察用軽装甲車「BA-20」を鉄道走行型に改造した「BA-20SDレールカー」を1/35スケールで再現したものです。装甲車に鉄輪を装着するという非常に特異な構造をもつ車両で、模型としてもきわめて珍しいジャンルのひとつです。MAC Distributionによる限定生産品で、日本国内での流通実績はほとんどありません。
■キット内容
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ランナー:3枚(成型色カーキ・ブラック)
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ホイール・車軸パーツ(個別袋封入)
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デカールシート(状態良好)
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多言語対応組立説明書(英語・ロシア語など)
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外箱付き(やや角スレ・軽いへこみあり)
■状態
・未組立・未使用のフルキットです。
・ランナーからの部品脱落は見受けられません。
・デカール・説明書ともに良好な保存状態です。
・外箱に若干の経年スレがあります(写真参照)。
■発送方法
「おてがる配送(ゆうパック)」を予定しております。サイズは80または60を想定。
緩衝材で丁寧に梱包して発送いたします。
■歴史解説
本キットのモチーフである「BA-20SD レールカー」は、1930年代のソビエト連邦において開発された軽装甲車BA-20を基に、鉄道用に改造された非常に特異な車両です。SDとは「Zheleznodorozhnyy(鉄道用)」の略称であり、車輪をフランジ付きの鉄輪に交換することで、通常の鉄道線路を高速で走行することが可能となっていました。
この鉄道型装甲車は、当時のソ連が抱える広大な国土と、それに張り巡らされた鉄道網を効率的に管理・防衛するために誕生しました。特に1939年から1941年にかけての西ウクライナ、バルト三国の併合、さらにはフィンランドとの冬戦争など、緊張が高まる国境地帯では、鉄道沿線の偵察やゲリラ対策、補給線の安全確保といった任務が求められており、こうした小型・軽快な装甲車が重宝されたのです。
BA-20自体は、当時の一般乗用車GAZ-M1のシャシーをベースとし、6〜9mmの軽装甲を施しつつ、7.62mm DT機関銃を1門搭載したシンプルな構造を採っていました。SD型ではこの基本構造に加え、前後の車輪を工具なしで鉄輪とゴムタイヤとで交換できる設計となっており、道路走行と鉄道走行を状況に応じて使い分けることが可能でした。
やがて独ソ戦が始まると、ドイツ軍の重装備に対抗できず、装甲列車や後継のBA-64などに置き換えられていきましたが、一部は後方任務や占領地警備などで終戦まで使用された記録もあります。装甲列車と自動車装甲車の中間に位置するこの車両は、資料的にも興味深く、模型としても希少性の高いテーマです。
■MAC Distribution(マック・ディストリビューション)について
MAC Distributionは、チェコ共和国に拠点を置くミリタリーモデル専門メーカーで、1990年代末から2000年代初頭にかけて、独特な製品群を世に送り出しました。特に他社が扱わないようなマイナー車両、試作機、地域限定装備を積極的にキット化しており、“マニアの盲点を突く玄人好みのメーカー”として知られています。
成型にはレジンや金属パーツを組み合わせたキットも多く、シンプルな説明書など、やや中・上級者向けの側面がありますが、テーマ選定のセンスと造形の魅力は、他では得難い味わいがあります。
本キットのような「LIMITED EDITION(限定版)」は少数生産かつ再販がないため、市場でも極めて希少です。現在ではメーカー自体の活動は停止しており、現存するキットにはコレクター的な価値も見出されています。
■ひとこと
こんなマニアックな装甲レールカーを、なぜか2つも持っていました。モデラーとは、そういうものかもしれません(笑)。押入れの奥からひょっこり出てきましたので、1つはお譲りします。
探せば、また何か珍品が出てくるかもしれません……。そんな予感とともに、どうぞご検討ください。
出价者
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信用
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价格
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时间
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ネクスト
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109
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1710最高
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07/06/2025 22:58:31
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tas********
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527
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1610
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07/05/2025 12:52:13
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