SIZE
ONE SIZE : 着丈 : 124cm , 身幅 : 55cm, 肩幅 : 46cm, 袖丈 : 61cm
FABRIC : WOOL / SILK / COTTON
COLOR : BLACK (ブラック) 神父や司教などの聖職者が着用していたと言われるアンティークカソックコート!推定1900年代~20年代頃の物と思われる、フレンチカソック(キャソック)コートが入荷して参りました。
CASSOCK COAT(カソックコート)は、カトリック教会や聖公会の聖職者の平服に用いられている立襟の祭服。フランス語でSOUTANE(スータン)とも呼ばれます。
外見は足丈のマオカラースーツに似ています。司祭は黒、司教/主教は赤紫、枢機卿は赤、教皇は白色のキャソックを着ると決められております。その上にケープに似た外套やラソ(リャサやアウターカソックとも)を羽織って着用されていました。
触った瞬間に上質である事がわかる、中肉厚で着心地の良いウールギャバジン素材を採用しており、前身頃の裏地が恐らく光沢感のあるシルク(ORシルクコットン)素材、襟裏やポケット袋にグレーの平織りコットンを採用。
ご覧のように、フロントの開閉部分は非常に多くのボタンで閉じる仕様となっております。
フロント部分両脇に小さめのポケット、後ろ身頃に貫通式のポケットと、ポケット袋が付いた、二重構造のポケットも付きます。
後ろ下がりの肩、腕のラインに沿った、立体的なアーム構造です。袖先は折り返して二重になっており、ステッチで留め付けてある仕様です。
ウエストにダーツを施し、裾にかけて広がるAラインのシルエットなので、着用時のシルエットが美しく、洗練されたアルチザンブランドもこれらからインスパイアされているであろう事が予想できる、素晴らしい美シルエットです。
テーラーの技術を最大限に生かした物作りは流石の一言です。
状態はボタンがいくつか欠損、後ろ身頃の裾にリペア箇所あり、襟裏やポケット裏地に若干汚れあり、袖口や肩などにスレや小穴あり、裏面に若干ほつれありですが、100年以上以前の個体である事を考慮すれば、まだまだ着用可能な及第点のグッドコンディションです。
こちらはシルエットやディテール含めスタイリッシュかつエレガントにも着こなせる素晴らしい逸品です。比較的大きめののサイズ感で、大体170~180CMの普通体型の男性に最適なサイズかと思われます。(ヴィンテージのカソックコートは小さめの個体がほとんどなので、日本人に最適なこちらのようなサイズは貴重。)
別名 : PRIEST COAT(プリーストコート)などとも呼ばれ、フレンチヴィンテージの中でも中々市場に出回らないレアな一品です。手の込んだ作りと美しいシルエットで、現代ファッション的な観点から見ても、モードっぽさの原型を感じる素晴らしいコートです。お探しだった方はこの機会に是非!
※原則的に1点物ということもあり、商品の返品, 交換は受け付けておりませんので, ご了承いただいた場合のみ入札ください。
色味が違う、記載のサイズと~CM違う等の問い合わせは、計測方法による誤差やディスプレイなどで大きく変わる場合もありますので、画像や商品説明を確認して頂き、ノークレームノーリターンをご了承の上の入札をご理解下さい。完璧な物をお求めの場合は入札をお控えください。(細かい部分まで気にされる方は、予めお問い合わせ下さい。)
極力細かい部分、正しい内容を記載する様に努めて参りますが、記載しきれない部分や誤差、誤った内容の記載が稀にあるケースもございます、上記記載の内容はあくまで参考程度として頂くよう重ねてご了承下さい。気になる点がございましたら、入札前にどうぞお問い合わせ下さい。