JESSE DAVIS JESSE DAVIS 中古盤
1. RENO STREET INCIDENT
2. TULSA COUNTY
3. WASHITA LOVE CHILD
4. EVERY NIGHT IS
SATURDAY NIGHT
5. YOU BELLADONNA YOU
6. ROCK N ROLL GYPSIES
7. GOLDEN SUN GODDESS
8. CRAZY LOVE
This album is dedicated to our musical friends whose inspiration has lifted me higher...J.D. Year 2, A.P.
Guitars: Eric Clapton & Joel Scott Hill / Keyboards: Larry Knechtel, Larry Pierce, Leon Russell, Ben Sidran & John Simon / Bass: Billy Rich & Steve Thompson / Drums: Chuck "Brother" Blackwell, Steve Mitchell, Bruce Rowland & Alan White / Per-cussion: Patt Daley, Sandy Konikoff, Jackie Lomax, Pete "Big Boy" Waddington, Johnnie Ware & Alan Yoshida / Horns: James Gordon, baritone sax & clarinet; Jerry Jumonville, tenor sax solo; Darrell Leonard, trombone & trumpet; and Frank Mayes, tenor sax. / Vocal Accompanists: Nikki Barclay,
"The Magnifi-
cent" Merry Clayton, Vanetta Fields, Bobby Jones, Gloria Jones, Clydie King, Gram Parsons & Maxine Willard
Recorded at Olympic Sound Studios, London, England / Re cording engineers: Glyn Johns, D.M.F. & Dave Bridges and at Village Recorders, West Los Angeles. California / Recording engineer: Joe Zagarino / Remix by: Delaney Bramlett, Jesse Davis, Tommy Oliver, Bruce Walters and "Ziggy's Little Brother." Joe Zagarino / Cover painting by: Jesse Edwin Davis Il / Back cover photo by: "The Cosmic Kitty" alias Andy Cohen / Cover concept and design by Jesse Edwin Davis, III, for Washita Productions.
Merry Clayton appears through the courtesy of Ode Records
Leon Russell appears with love from Shelter Records.
Special thanx to: Patt Daley "The Real Golden Sun Goddess," Karin Green, Mark Meyerson, John Simon and Jerry Wexler for their courageous help.
ARRANGED AND PRODUCED BY JESSE EDWIN DAVIS, III, WHO ALSO APPEARS ON GUITAR, KEYBOARDS, AND VOCALS:
AMCY-2583
ALCO ATLANTIC RECORDING CORPORATION,
75 ROCKEFELLER PLAZA, NEW YORK, NEW YORK 10019
A Time Warner Company
All Rights Reserved. Printed in Japan.
Warning: Unauthorized duplication is prohibited
て、開けば聞くほどジワジワと味わいが来まってくるような
楽だ。
フルース、フォーク、ゴスペル、そして、ロックン・ロ
ール。気の合った友人たちとのセッションを楽しむようなりつックスしたムードが漂っている。
それでいて、ジェン・デイヴ
イスという人の息遣いが隣々からこぼれでてくる、そういうアルバムでもある。
「ロックン・ロール・ジプシー」では、つぶやくようなヴォーカルが素敵だし、「ワシタ・ラヴ・チャイルド」での、ダイナミックな開動感も見事に処理されている。「エツリ・ナイト・イズ・サタディ・ナイト」では、クラリネットをフューチャーしたホーン・セクションを交えながら、ディキシーランド・ジャズ的な軽妙な服やかさが楽しい。
レオン・ラッセル風の作風を持つ「ユー・ベラドンナ・ユー」では、ギター、ピアノが絡んでたたみかけるような後半の演奏が圧巻だ。これは、ポズ・スキャッグスが、デュアン・オールアンを迎えた作「ローン・ミー・ア・タイム」を思わせる。
そして、ヴァン・モリソンの作品を取り上げた「クレイジー・ラウ」。選曲からしてめ息を誘うが、ザ・パンドを思わせるようなアレンジがスゴイ!
このアルバムが発表された頃、1970年前後のロック界には、特徴的な動きのひとつに、スワンプ・ロックと呼ばれる動きがあった。デラニー&ポニーという、一組の白人夫婦を中心とした動きで、簡単に言えば、アメリカの南部地方に伝わるゴスペルやプルース、ソウルなどの再発見的な動きた。この動きは、アメリカのポプ・ディラン、レオン・ラッセルなどはもちろんのこと、イギリスの人気ミュージシャンたちをも巻き込んでいった。エリック・クラブトン、ジョージ・ハリスン、テイヴ・メイスン、ローリング・ストーンズ等々・・・・・。
そういった中から、エリック・クラブトンは、テレク&ザ・ドミノスをスタートさせ、あの傑作「レイラ」を生み出したし、この時期、彼らは、アメリカの南部地方に古くから伝わる音楽
いに位置するランセリー・クラブに出演する人たちの名然があった。そして、その中に、本当に小きな文字で、
ジュレ・サイ
ヴィスとあった。
ション・トゥルーデルの時の説と、それをバックするケウ
イン・フコーミック・バンドの一員とし
その時。
ジュン・
デイヴィスは出演していた。彼は、ステージを終えると、ひと
りでギターを片付け、さり気なくクラブを後にした。
その握ろ
姿が、ほくは、いまだ忘れられないでいる。
彼の死亡の知らせ
を知ったのは、ちょうどその1年後のことである。
その時と同じコンセプトで、ジョン・トクルーテルの時の鍋読に、彼が音楽を付けたカセット『aka grafitti man JU/JED」(1986年)が、恐らく、ジェシ・デイヴィスの数も新しいプレイが聞けるものではないかと思う。ジェン・アイヴイス本人は他界して既にいないが、彼のギターは、恋しく、優しく、ときには欲しくはくたちの間にいつだって、要を抜けている。
1989年6月 天阪保文