このタイトルからしてエミリーハウエルさんという現代音楽・作曲家のアルバムなのであろうという先入観は見事に間違っていて、というのもこの名前は実際にはデイヴィッドコープが開発したという人工知能に於けるコンピュータの作曲プログラムの事自体をそのように命名しているようで、要するにAIが自発的な作曲構造をアウトプットしてしまうので、ある種の人格的な意味合いを込めてそのように名ずけたという事なのかもしれず、このプログラムの概要としては音楽と言語の両方のコミュニケーションを可能にする対話型インターフェイスで構成され、一定のフィードバックとして様々なデータソースをこのプログラムに入力することであたかも自発的に作曲をしたように見えるものが出来上がるという次第。それでも実際の運用には人の介在が重要な接点ともなっていて、プログラムの出す結果に対してホメてあげたりダメ出しすることでプログラムを教育し、その人の好みにあった音楽をアウトプットするようになるとの事。なので、まるでインターネットの検索アルゴリズムのお話みたいになってきてやたらに頭が混乱すること請け合い。要するにそんなトリセツみたいなのは興味深いけれども、鳴っている何かが面白ければそれで良いんじゃないの?ってことで、本作の内容が意外に面白かったという次第。作風は特殊奏法だのアクースティックノイズだのと言ったような変な芸風を見せない、いたって真っ当な現代音楽の枠内といった印象で、その意味ではあまり冒険的な作風ではないけれども、ドローン化する一歩手前で踏みとどまったスペクトル音響派みたいな非常にサイケデリックな脳内ヴィジョンを喚起するような音響イメージはそれだけでも充分に魅力的。ここで扱われている電子音響はまだ良いとしても、オーケストラや器楽音まで本物と聴きわけが付け難いほどっていう、実際に演奏者クレジットが無いので、ヴァーチャルな音素材から出来上がっているという謎解きも楽しみどころで一興。因みにこのデイヴィッドコープの経歴としては1945年生まれ、米国はカリフォルニア州サンフランシスコ出身の現代音楽・作曲家で、主に人工知能と音楽の関係性に於ける研究者でもあり、著作物も多く出版し、この人の近年の音楽作品のほぼすべてはこの人工知能とのコラボレーションによって生み出されているとのこと。EMILLY HOWELL-breathless(centaur)
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