1958年生まれで東京出身のアヴァンギャルドジャズを主戦場とするジャズピアニスト、藤井郷子率いるヘヴィジャズロックフォーマットによる四重奏団、 藤井郷子カルテットによる2007年発となる5作目。経歴としては4歳でピアノを始めて20歳までの間はなんとクラシックのピアニストとして訓練を積んでいたという事で、要は最初からジャズピアニストでは無かったというのが逆にジャンルの枠を超えていくという後々の音楽性にも影響を及ぼしてもいるこの人の音楽性を考えるうえでは重要な部分。本作での編成は藤井郷子(ピアノ)を中心に、YBO2~ルインズ~高円寺百景~是巨人などで知られる吉田達也(ドラムス)、田村夏樹(トランペット)、梅津和時のKiKi Band~鬼怒無月のCoilなどで知られる早川岳晴(エレクトリックベース)による布陣。このメンバーからも明らかなように、いわば藤飯郷子のこれまでのアヴァンギャルドジャズ枠を突破するための超強力な武器として加わったとも言うべき2人の猛者が吉田達也と早川岳晴だったといった様相で、これは実際に本作を聴いてみれば一聴瞭然、結局はどのアルバムも一貫した音楽性に変化は無いとはいえ、特に本作に於いてはこのカルテットの特色にもなっていた吉田達也が持ち込んだであろう激烈な奇数拍による決めフレーズの応用は本作をもって遂に頂点に達した感があって、特に1曲目での16分の14拍子と16分の5拍子の組み合わせと16分の14拍子と16分の5拍子と3拍子の組み合わせが交互にループし、これをやらせれば百戦錬磨の吉田達也による炸裂ジャズロックビートを基軸に、その脈動の間隙を縫うようにのたうち回る早川岳晴のエレクトリックベース、岩石のような音塊をブチ撒けていく藤井郷子のピアノ、その遥か上空を滑空していく田村夏樹のトランペットといった展開で、謂わばZeuhl系ジャズロックとアヴァンギャルドジャズがハレーションを引き起したようなこのカルテット屈指のトラック。に加えて4曲目なんかは、もしもコバイアコーラス隊がフィーチャーされていたならド直球でマグマに変異しちゃうであろう事が容易に想像できるほどで、他も得てして構成に様々な仕掛けがあって、これらに絡めてポストフリージャズ的なインプロパートやインタープレイが交錯していくヘヴィ級のプログレッシブジャズロックとしても成立する素晴らしさ。これまた必聴!!! 藤井郷子 カルテット SATOKO FUJII QUARTET-bacchus(muzak inc)
※オビのコンディションは裏面に補修跡があり、あまり目立ちませんがシールの剥がし跡が少しあります。全体的に経年のヨレ、傷みも散見されます。以上をご考慮の上、ご入札いただけますと幸いです。
コンディション:★盤は中古盤として並品(軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し)、ジャケットは中古盤として並品(目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり)、プラケースは中古盤として並品(スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります)★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★
★送料(ユウメール):CD1枚¥180、CD2枚¥215、CD3枚~4枚¥300★郵便料金改定に伴いまして(CD5枚以上は枚数制限無し)及び(LP盤1枚~2枚)は定形外郵便(規格外)での扱いとなります。送料は¥500★