2CD
廃盤
マーラー交響曲第9番
ジュリーニ&スウェーデン放送響
1973年ライヴ(ステレオ)
マーラー:
交響曲第9番ニ長調
スウェーデン放送交響楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ジュリーニのマーラーといえば、、シカゴ交響楽団とセッション録音したドイツ・グラモフォン盤が有名。
今回ドイツのヴァイトブリック・レーベルから登場するスウェーデン放送交響楽団を指揮した演奏は、
ドイツ・グラモフォン盤の3年前である1973年2月にライヴ録音されたものです。
時期が近いため基本的な解釈などは非常に似ており、改めてジュリーニのリハーサルの徹底ぶりをうかがい知ることができます。
音質も当時のライヴ録音としては比較的良好な水準にあり、
ジュリーニの描いた壮大な叙事詩のような解釈をスウェーデン放送響の懸命な演奏によって味わうことができます。
なお、解釈は似ていますが、実演ということもあってか音楽の流れはよりスムーズで、
第4楽章の演奏時間が2分40秒ほど短くなっているのが目立った特徴ともなっています。
ジュリーニは1969年からショルティの招きでシカゴ交響楽団の首席客演指揮者となり、
その影響もあってかマーラーをとりあげるようになりますが、
録音で聴ける第1番と第9番、大地の歌はどれも素晴らしいものだったので、今回の演奏も期待できるところです。
ちなみにスウェーデン放送交響楽団は1965年に創設された比較的新しいオーケストラであり、
初代首席指揮者には、かのチェリビダッケ[1965-1971]が就任、以後6年の空白の後、
ブロムシュテット[1977-1982]、サロネン[1984-1995]、
スヴェトラーノフ[1997-1999]と個性的な首席指揮者が続いています。
今回登場するジュリーニの客演は1973年なので、チェリビダッケの2年後、
首席指揮者空白期間におこなわれたものということになります。
当時のジュリーニはウィーン交響楽団の首席指揮者就任がすでに決まっており、
翌1974年には同楽団とブルックナー2番のどっしりした美しい演奏をEMIに録音、
さらにその翌年には同楽団とマーラーの9番をコンサートでとりあげて絶賛を博すなど、
ジュリーニ黄金時代ともいうべき充実した時期に録音されたのが今回のマーラー9番と言えると思います。
なお、ライナーノートは、英語、日本語、ドイツ語で掲載され、
ジュリーニの伝記作者でフランス国立放送のディレクターを長年務めたジャン・イヴ・ブラ氏の文章が読み応えあるものとなっています。(HMV)
【演奏時間実測値】
1973 30:34 + 16:33 + 13:49 + 22:43 = 83:39
1976 31:47 + 17:09 + 13:56 + 25:22 = 88:14
マーラー:
交響曲第9番ニ長調
スウェーデン放送交響楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音時期:1973年2月9日
録音場所:ストックホルム、コンサートホール
録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)