「★軍艦と装甲　主力艦の戦いに見る装甲の本質とは (光人社)新見志郎★」になります。

表紙のひっくりかえる軍艦に人が群がる写真がショッキングです。
太平洋戦争だけでない艦船の少しマニアックな本かもしれませんねぇ～

テーマは艦艇の装甲防御史です。
木造の軍艦から最後の戦艦まで主に主力艦防御の歴史をたどります。

序章で装甲の定義を行った後

第1章　黎明期；装甲の無い木製船体からクリミア戦争で装甲を施した浮き砲台、
モニター、ヴァージニアの沿岸装甲艦を経て、グロアール、ウォリアー等初期の航洋装甲艦
（船体の一部または全体が木製構造）、の概要と防御要領を述べたもの。

第2章　錬鉄の時代；装甲に錬鉄を用いた艦船、デンマークの装甲艦ロルフ　クラーケ、
フランスのモニター、ブレストワーク式モニター、日本が最初に入手した装甲艦甲鉄、
ペルーの砲艦ワスカル、明治政府が購入した装甲艦扶桑、
フランスの装甲艦ルドータブルの概要と運用歴、更に錬鉄装甲艦の戦い
（リッサ沖海戦、ワスカルの絡んだイロ沖海戦、イキケの海戦、アンガモス岬沖海戦）

第3章　鋼鉄・複合甲鉄の時代；硬度の高い鋼鉄と柔らかい錬鉄を貼り合せた複合装甲を採用した
重装甲巨砲搭載艦、戦艦ロイアル　ソヴリン、装甲艦定遠、鎮遠の概要と運用歴、
更に複合甲鉄艦の戦い（露土戦争、アレクサンドリア砲撃、清仏戦争での福州海戦）

●第4章　表面硬化鋼の時代；複合甲鉄に代わるハーヴェイ鋼、
クルップ鋼で装甲した戦艦富士から三笠と日露戦争

●第5章　ド級戦艦の時代；単一巨砲艦（ドレッドノート級戦艦）の装甲と実戦
（コロネル沖・フォークランド沖海戦、サリチの戦い、ドッガーバンク海戦）の概要

●第6章　ジュットランド海戦；海戦に参加した艦艇（主にド級、超ド級艦）の被害状況評価

第7章　戦艦時代の終焉；以後の戦艦の概要

イラスト等がもっと多いと良かったかも。。。。

初心者よりは、深堀するためのマニアの方が持っておいた方が良いため
入札の際は気を付けてくださいね！

●●世界の一流を育てる大学教育には軍事・戦略は必須科目のようです。
（なぜか日本の大学や社会では教育されません、、、）
●世界のあっちの島やこっちの海で、情報戦などが行われていて、
もう中国、ロシアは非対称な戦争を日本に仕掛けていることが明白になっています。。。
●残念なことに、望むだけでは平和は蹂躙されることが分かりました。。。、
●私は日本が中国やロシアに占領されるのは嫌なので行動しようと思います。
●傍観者ではいけません！平和を継続するためにこのような本を読んで国防など一緒に考えましょう！！
●ネット社会のこの世の中、だんだん少なくなっていく本なのでしょうか。。。

●少し昔の絶版の本でしょうか、、、
●簡単な本を何度もくり返し読んで、長期的に戦力向上に役立ててください！

ｐ。２５２ページ
定価：７６０円
２０１６年１１月１９日←このような本が現在の日本で出版できるのか、、、

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