专业雅虎代拍，雅虎拍卖），日本代拍，日拍，日购，yahoo代拍,，转运,代收包裹,日本购物网(www.gouwujp.com -- 【図録】『文明の十字路・ダゲスタンコーカサスの民族美術』国立民族学博物館 1992 ●フェルト絨毯衣装装身具金属工芸陶器石刻他

【図録】『文明の十字路・ダゲスタンコーカサスの民族美術』国立民族学博物館 1992

□商品詳細

81ページ
編集・発行：国立民族学博物館
編集協力：渋谷区立松濤美術館
発売日：1992/3/9
サイズ：29.5 cm × 22.1 cm × 0.8 cm

【内容説明】

『文明の十字路・ダゲスタンコーカサスの民族美術』

ロシア連邦の一部であるダゲスタン共和国は東をカスピ海に臨み、西と南をけわしいコーカス山脈が連なる複雑な地形の国で、北東コーカサスに属している。この地域は古来より、幾多の民族が侵入し、融合を繰り返してきた。ダゲスタンはアジアとヨーロッパの接点であると同時に、北方ステップの騎馬遊牧民族世界と西アジアの農耕定住社会とを結ぶ文明の十字路的役割を果してきた。
他方、山岳地帯を中心に、アヴァール、ダルギン、クムイクなど30を越す民族がモザイク状に居住し、極めて地域性の強い固有の伝統文化を育んで今日に伝えてきている。中でも、ダゲスタンの金属工芸は、精巧なデザインと高度な技術により、中世以来周辺諸国に名声を馳せていた。特にダルギン人の村クバチ村の金属工芸が名高い。又、アヴァール人の村ウンツクルでは銀象嵌の木工が盛んである。絨毯製作ではフチニ、デルベントが、フェルト製作ではラハタ村などが有名である。陶器はイスピク、スレフケントなどで作られ、ラック人の村バルハルの低火度の無釉土器もよく知られている。ダゲスタン工芸の製作者は金属器などを除いて主に女性達であったといえる。
本展はダゲスタン文化省の熱意と好意により、首都マハチカラ所在のダゲスタン共和国美術館及び、ロシア科学アカデミー・ダゲスタン学術センターの2ケ所が所蔵する貴重な作品を外国に公開したものである。ダゲスタン美術館からは、金属器、木工芸、敷物、染織品、陶器、装身具、生活用品などの粋ともいえる作品の数々を、学術センターからは、1万2千年前の石器から、青銅器時代の金属製品、土器そして中世イスラムの陶器を初めとする考古遺品の数々を公開した。その中には、東西南北の文化交流を証明する遺品として、古代エジプトのスカラベ、バルト海の琇珀、プトレマイオス朝やビザンティンの貨幣、イランの陶器、遊牧民のバックル、中国、宋代の青磁など貴重な作品約200点が出品された。
ダゲスタンは長年外国に国を閉ざしていたため、その文化と美術の実態は殆ど海外に知られていなかった。ダゲスタンの民族の貴重な文化遺産がこれほどの規模で海外に公開されたのは初めてのことであり、ソビエト連邦が崩壊し、ロシア連邦が形成された激動期のロシア情勢と合いまって、民族とその文化遺産を公開した本展は多くの人々の注目と関心を集めた。
（渋谷区立松濤美術館 HPより）

・ごあいさつ

　ユーラシア大陸にまたがる広大な領土と多数の民族集団を擁する独立国家共同体は、いま政治的・経済的問題のみならず複雑な民族問題に直面しており、まさに歴史的な岐路にたたされているといっても過言ではありません。かれらは山積する難問をみずから解決しながら、共存の道を模索していかなければならないでしょう。しかし、これは単にかれらだけの問題ではなく、21世紀の人類全体にかかわる問題でもあり、人類の知恵を結集し重大な決意をもってことに対処すべきであります。
　ロシア連邦に属する一自治共和国であるダゲスタンは、その使用言語と民族構成において独立国家共同体のなかでもっとも複雑多様であり、しばしば「モザイク国家」とか「民族・文化のふきだまり」と表現されています。
ダゲスタンを文化史的観点からみると、アジアとヨーロッパ、あるいは北方ステップの遊牧騎馬民族と南の農耕・牧畜定着民の文化とをつなぐ仲介者として位置づけられます。
　ダゲスタンは文化の交流におおきく貢献するとともに、みずからも外来の文化を吸収しながら多様な側面をもつ独特の文化を形成したのであります。
　いっぽう、近代ダゲスタンの文化に目を転じますと、その民族的多様性は、山岳部とステップに点在する村むらにいまなお息づいているかがやかしい伝統工芸に色こく反映されております。この伝統工芸の多様な技術と芸術的格調の高さを作品に即してしめすことが、この企画の狙いのひとつでもあります。
　この企画展の開催を機会に、ダゲスタンの文化に対する我々日本人の認識がふかまり、両国民の相互理解が促進されることを期待してやみません。
　最後に、所蔵品を貸与され本企画展の開催実現のために絶大なご協力をたまわったダゲスタン自治共和国美術館のガムザトーヴァ・パティマト・サイドヴナ館長 Madame Gam-zatova Patimat Saidovnaとロシア科学アカデミー・ダゲスタン学術センター長のガムザ
トフ・ガッジ・ガムザトヴィッチ博士 Professor Dr. Gamzatov Gadgi Gamzatovichに深甚の謝意をあらわすとともに、当初から本展開催のためにご尽力をたまわった渋谷区立松濤美術館をはじめ、関係諸機関、関係各位に心からお礼申しあげます。

1992年3月　国立民族学博物館長梅棹忠夫

・目次

あいさつ
凡例
1 ダゲスタン・その自然と人々
2 古代ダゲスタンの歴史と文化
3 ダゲスタンの文化と生活
4 ダゲスタンの伝統工芸
　フェルト
　絨毯
　衣装
　装身具
　金属工芸
　陶器
　木工と石刻
出品作品総目録
地図
年表
コーカサス・ダゲスタン関連主要文献

【状態】
表紙などに薄スレ、小キズ、僅かなヤケ・シミ等のイタミが多少ありますが、問題なく見れます。
古本としては標準的な状態だと思います。

よろしくお願いします。

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