Ephraim Lewis
Skin
中古盤
輸入盤
ネオ・ソウル、R&B,ソウル・ミュージックに分類される音楽性らしいですが、普段あまり聴かないジャンルなので不案内なのですけど、これは凄く気に入りました。当時読んだ評にナイト・ミュージックと書いてあった記憶がありますが、確かに独りで深夜に聴くタイプの音楽に聴こえました。
このアルバムの発表後は、活動が途絶えたので引退か何かしたのかと思って、ネットで検索したら、このアルバム一枚で亡くなったそうで。亡くなった状況も不可解な感じでの不審死だったとか。そういう付加価値が付くと音楽を聴く際の邪魔になりそうですが、そういう情報を取っ払って音だけ聴いてもらいたい作品です。長生きしていれば、Marvin Gayeみたいな巨大な存在になれたかもと思うと残念ですが、出来ればリマスターして頂きたい傑作を遺してくれた事は感謝しなければ。制作途中で中止のまま放棄された音源などがあれば、それもリリースして頂きたい物です。
個人的にはジャンルが違いますが同じ様に若くして亡くなったJeff BuckleyやElliott Smithの孤独感に通底する物を感じます。
90年代の名作の末席に連なるかもしれない作品。必聴。
'92発表のデビュー作にして、遺作。
「Maverick A Strike」(Finley Quaye)のプロデューサーとして知られるKevin BaconとJonathon QuarmbyのMannaとしての活動のきっかけとなった共同プロデュース作でもある。
当時、これも今は無き六本木WAVEにて「マーヴィンの再来!」の謳い文句に釣られ購入した。
確かにヴォーカリストとしての卓越した表現力には非凡なものを感じたが"アンビエント" "クール" "洗練"というような形容詞では追いつかないほどのその余りの内省的な内容から敬遠し数回聴いた程度に過ぎなかった。
何年もの間、棚から出されることもなかった本作を再び思い出したのはニュー・クラシックスの代表株、ディアンジェロを初めて耳にし何か通ずるものを感じた時だった。
そして改めてM-1を聴いた瞬間に、今度はその内省的な世界に引きずり込まれる快感にものの見事に嵌ってしまったのだ。
慌てて他の作品を、と探して始めて行き当たったのは彼がとうの昔に他界していたという事実だった。
愕然とした僕は何度も何度も繰り返し本作を聴いた。
今でも、最後の曲が終わるとどうしてももう一度M-1"Skin"から繰り返し聴いてしまう。
唯一無二であるがゆえに彼の最高傑作であり続けるが、存命であれば、どれだけの傑作を残してくれたかを想うにつけ残念でならない。