学名:Eriosyce occulta ‘Green form’
和名:エリオシケ・オクルタ(グリーン・フォーム)、雷頭玉
産地:産地不明, チリ (Unknown)
株状態:海外実生株
サイズ:写真参照
管理期間:約5年
鉢:実験用磁器るつぼ(鉢底穴増設)
説明:
ベランダ整理のため、Eriosyce属(エリオシケ属)を出品します。本属は、国内では一部の種を除いて、なかなか入手難な種も多いかと思います。サボテンについては同梱対応しますので、取引メッセージでご連絡ください。
※今週でサボテン株の出品を一旦終了します。
本種は比較的有名な種で、分類学的に比較的安定していますが、過去の分類学的な手続きの手違いにより裸名となり、新種記載は1994年と比較的新しくなっています。
現地での姿は、岩場の中に埋もれるように匍匐状となりますが、栽培下では樽状〜柱状になっていきます。地中に巨大な塊根群を持ち、時に地上部よりも数段大きな根となります。地色は灰色~漆黒~黒紫~紫色~暗褐色~濁緑色~鮮緑色と変異があります。棘は短いカーブ状となり、たまに細長い棘を持つ系統があります。
なお、無棘型として扱われている多くの個体は、実は棘座の中に棘埋もれていることが多く、真に無棘な個体は殆どないと思います。花は大振りの花弁となりますが、アイボリー~薄ピンク~桃色~紅桃色~山吹色~レモンイエローと変異幅が大きく、本当に同じ種なのか?と感じます。一方で、EU圏の市場を見ていると、何種かが本種と混同されている事があり、当方も何種もの本種ではないocculta名義の株を何株も購入しているため、案外と要注意かと思います。
栽培自体は比較的簡単で、冬季と盛夏は休眠しますが、春~初夏また秋季が生育期になります。一方で、成長自体は遅く、変に冠水しすぎると根腐れすることもあります。球体がパンパンに膨らんでいるときは冠水せずに放置で良いかと思います。日当たりは、春秋は直射日光で良いのですが、やや焼けやすいようにも感じますので、盛夏時期は日陰に置くか遮光した方が良いかと思います。
本株は’Green form(緑色型)’として約5年前に海外から入手しており、かなりレアな明緑色の変異となります。塊根はそこまで大きくはありませんが、明確な直根群を備えています。また、黒色~灰色の微刺を備えています。市場でもなかなか見かけないカラータイプとなります。なお、株の根元が一部焼けておりますが、これから大きくなりますので、下面に巻き込んでいくと思われます。
<Eriosyce属について>
・南米のEriosyce属(エリオシケ属)は、もともとEriosyce, Islaya, Pyrrhocactus, Horridocactus, Neochilenia, Thelocephala, Chileorebutia, Neoporteria等に割れており、所属する種の移動も激しい状態でしたが、1994年F. Kattermannにより、これら全てをEriosyce属に統合する説が提唱されています。同じ種が色々な属名で売られているのは、このためです。現在までも、分類学的にはこの考え方は概ね支持されており、遺伝子解析の結果もこの概念を支持していますので、当面は分類学的にはEriosyce1属主義が続くでしょう。
・種レベルの同定も特徴が掴みづらく、札落ちした株の同定は苦労することもしばしば。開花しないと判然としないものが、かなりあります。残念ながら、国内外のナーセリーで売られている株にも、一定数誤同定が混ざっていますので、油断ができません。数年後に花を見て、同定が間違っていたことに気づくことも良くあります。
・分類学的な混乱も甚だしく、約800のシノニム(同物異名)があり、どの種がどの種のシノニムなのかを調べるのが一苦労で、網羅的な日本語の解説書は存在しません。このため各種の正体を調べようとすると、それなりに海外学術文献を読み解かないと、その実態が掴めません。また、栽培面でも気難しい種が多いことから、とっつきにくさがあるかと思いますし、国内でイマイチ流行らない理由の一つかもしれません。
・一方で、非常に多様な姿でありながら、上手に育てればシックでバランスの良い姿となり、大振りでありながら派手すぎない絶妙なカラーの花などが特筆に値するかと思います。同じ種内でも地域や個体によるバリエーションも多いことから、同地域に生育する大人気のCopiapoa属とは、また違った魅力があるかと思いますし、殆どが中小型なこともあり、日本の住宅事情にも優しいかと思います。
<栽培環境について>
・こちらは関東地方のマンションでの素人栽培となります。周年ベランダ管理が基本となり、成長期の春期〜初夏を除いて厳しい潅水としており、特に梅雨明け〜初秋の暑い時期や冬季は50%遮光下で無灌水管理としており、冬季の加温はしていません。このため、多少の葉焼けや先枝枯れのある場合があります。
・Eriosyce属は涼しい環境を好み、夏場の暑さや鉢内の蒸れに非常い弱い傾向にある一方で、寒さには非常に強く、冬期でも潅水すれば動きます。このため厳しい夏越しをメインに考え、日光で熱を蓄えにくい白色の磁器鉢を採用しています。また、時間をかけて締まった株にするために元肥無しの施肥は液肥のみとし、軽石や矢作砂等を多く混ぜ込んだ空間が多く水はけの良い土を採用しています。こちらの方法で問題なく旺盛に根は張り、鉢から抜けないレベルの根鉢になっていきます。なお、本属の生育地は世界有数の乾燥地帯ですので、小さい株でも数ヶ月は乾燥に耐えます。
<取引について>
・新規の方、低評価の方、悪い評価の多い方は、入札を取り消す場合があります。
・落札後のご連絡は48時間以内、ご入金(かんたん決済)は3日以内でお願いします。連絡をいただけない場合は予告なしに落札を取り消す場合があります。
・原則、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。なお、不測の事態があった場合は、ご連絡下さい。
・仕事の都合上、出張等が多いため、スピーディな対応が難しい場合があります。
・こちらが非常識な方と判断した場合は、取引を停止させて頂きます。
<発送について>
・写真の鉢ごと発送予定です。抜き苗発送は致しません。
・発送はゆうパックの着払いのみとします。
・最近、郵送事故が多いように感じています。事故等がありましたら、ご連絡ください。可能な限り、対応します。
・申し訳ないのですが、仕事の都合上、発送は不定期ですので、ご了承の上で入札ください。
・梱包には細心の注意を払いますが、発送時に落葉・落枝、株抜け、土こぼれの可能性があります。
<注意事項>
・こちらの植物は、素人の管理株ですので、プロが栽培するような綺麗な株をお求めの方、神経質な方は入札をご遠慮ください。
・野外管理株ですので、虫の付着等の見落としがある可能性があります。
・種毎に異なる栽培のテクニックに関してはある程度は情報提供できますが、こちらはプロではありませんので、過剰な質問については対応できないことをご了承ください。
・PCやスマートフォン等のモニター環境により、色が異なって見えることがあります。
・生き物ですので、成長や落葉等、お届け時には画像と多少変わっている場合があります。
・不明点がありましたら、事前にご質問ください。