【商品概要】
●商品名 :【美品】新潮新書1061 「吉原遊廓:遊女と客の人間模様」 髙木まどか_著 2024年10月20日発行 クリックポスト利用又は匿名配送可
●商品状態 :
― 帯・カバー・中身を含め、折れ、目立つキズ・汚れ等ありません
― 購入後、自宅外への持出等なく、一度通読したのみでほぼ新品の状態です
●内容紹介 :
― 江戸の初期、吉原遊廓は大いににぎわっていた
― 当時、市井の人々には縁遠かった廓内の出来事を伝え、好事家たちの注目を集めていたのが「遊女評判記」、いわば遊女に関する情報誌である
― 馴染み客との恋愛やトラブルから、歌舞伎役者や座頭が嫌われた理由、ライバルの悪評を画策する遊女、新造と呼ばれる付き人の少女とのさりげない会話まで――
― 気鋭の歴史研究者が貴重な文献をもとに甦らせる、なにげない吉原の日常
― 吉原が大繁盛だった寛文~天和の頃
― 花魁イメージは江戸中期以降
― 女衒という仲介者たち
― 散茶、格子、大夫――上下する遊女の位
― 歌舞伎役者に惚れてはいけない
― 「野暮」から「粋」の二十八段階
― 馬鹿な男と「渡りに船」の情死
― 妊娠と出産、間夫の存在
― 「苦界十年」年季明けの人生は
- (目次)
序章 吉原の明と暗──天国でも地獄でもない「日常」を探して
第一章 吉原遊廓
幕府公認の買売春地区 吉原が大繁盛だった寛文〜天和の頃 遊女評判記ブームと作者たち 客情報提供コミュニティの存在 出版統制の強化と吉原細見の登場 花魁イメージは江戸中期以降
第二章 遊女の実像
廓言葉「ありんす」「なんし」 女衒という仲介者たち 散茶、格子、太夫──上下する遊女の位
第三章 遊女と役者
浄瑠璃役者を振った「小ふじ」 高級遊女と流行のスター 太鼓持に惚れた新造「あづま」 芭蕉の弟子・其角による評判記 歌舞伎役者に惚れてはいけない 奔放な姉女郎、思慮ある妹女郎 役者の社会的位置づけ 知音(馴染客)の善し悪しの事
第四章 モテる客、モテない客
老ぬる「おやぢ」 遊女に嫌われるわけ 妖怪扱いまでされた「座頭」 遊廓通・藤本箕山の『色道大鏡』 「色道」という体系立て 「野暮」から「粋」の二十八段階 廓の者、役者、博徒は特別な存在 間夫と遊女の忍び会う恋 「モテない客」たちの嘆き
第五章 遊廓と遊女の闇
大坂新町の「心中」事件 馬鹿な男と「渡りに船」の情死 評判記作者の指切り介錯 遊廓経営者のルーツ 評判記作者の筆力と教養 エネルギッシュな批判の応酬 「大門を出る病人は百一つ」「不治の病」梅毒の蔓延 評判記には記載されないわけ 「誓詞」「血文」想い人の死 傷病や死と隣り合わせの世界
第六章 ささやかな日常の光景
妊娠と出産、間夫の存在 過密スケジュールと一息つく時間 古典に和歌に美文字 遊女間の噂と人間関係 「苦界十年」年季明けの人生は 評判記が書かなかった複雑な心情
終章 江戸から現代へ──「遊廓という町」に生きた人びと
●著者紹介 :
― 髙木まどか : 東京都生まれ。成城大学非常勤講師、徳川林政史研究所非常勤研究員ほか。成城大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。著書に『近世の遊廓と客』がある
吉原遊廓 遊女と客の人間模様 (新潮新書 1061) 高木まどか/著
発売日:2024/10/17