【1】概要
・Philipsの1950年代の160mm口径フルレンジユニットをアカシア集成材による後面部分開放型エンクロージャーにセットし、音質や再生レベルをファインチューニングしたシステムのペアです。
・ユニットは最近では非常に入手困難な貴重品です。
・大型のR型アルニコマグネット、超軽量フィックスドエッジなどで構成される銘品で、スピードある低音、前に出てくる中高音により音楽を生き生きと再生しています。
・今から約70年前に制作されたユニットですが、造りも構造も良好で、単体で周波数特性を測定したところ70~13000Hzという広帯域で驚きました。
・主観ですが70年近く前のユニットにもかかわらずスケールが大きく広帯域の素晴らしい音です。・何故このような素晴らしい音が出てくるのか、想像が出来ません。
・位相の回転、軸のズレが全くない理想的な構成と音です。
・クロス周波数が音声帯域にあるマルチウェイ(2Way~)スピーカーは位相が狂うだけでなく音が上下左右に動いてしまいます。
・大音量では目立ちませんが、普段聴く中小音量での再生でこれが起こると音楽は台無しになります。
・シングルユニットによるフルレンジシステムでは原理的、構造的に絶対にこれは起きません。
・音楽ソースはJAZZもクラシックもOKでご機嫌に鳴ります。
・特に、50~60年代のJAZZ、およびボーカルは比類のない再生と感じています。
【2】ユニット仕様
・インピーダンス:5Ω
・口径:165㎜
・コーン:超軽量フィックスドエッジ、
・マグネット:R形アルニコ
・状態:極めて良好
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・サイズ:幅206mm、高さ300mm、奥行220mm
・材質:天地側面は18mm厚のスプルース集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドです。
・スプルースはギターなどの弦楽器用素材として採用されているもので日々が素晴らしい木材です。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのウォールナットオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・サランネット:黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【4】音
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・Scott Hamilton の「EAST OF THE SUN」を聴きました。
・これは録音も演奏も最高のJAZZの一つです。
・このシステムにはピタリのCDで、豪快なテナーサックスの浮き上がるソロを見事に再生します。
・この「枯葉」のテナーサックスソロはJAZZアドリブの教科書の様な素晴らしさで音も最高です。
・大型シングルコーンフルレンジでしか聴くことのできない自然で広がりのある最高のサウンドが聴けます。
・キースジャレットのECMピアノトリオ盤は透明感あるクールな再生が最高です。
・クラシックの小編成、大編成、オペラも生生しい再生をします。
・現代の多くの低能率システムとは隔絶した生き生きとした音です。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・マンスリーマガジン
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439101.html