魯迅
(1881~1936)本名・周樹人、清国・浙江省生れの思想家、小説家、翻訳家。1902年、国費留学生として日本へ。
医学を専攻するも、西洋哲学、ロシア文学に耽り、ヴェルヌの小説を翻訳する。
1912年、中華民国政府が成立すると、教育部事務官の職に就き、北京に移り住む。
1918年『狂人日記』、1919年『孔乙己』『薬』、1921年『阿Q正伝』を発表。
中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた。が、学生運動で政府を批判。潜伏を余儀なくされる。
1926年、北京から厦門へ、翌年には広州から上海へと逃れ、国民党独裁体制を厳しく批判し続けた。
1936年、国防文学論戦のさなか、持病の喘息の発作で急逝、55歳。
書名:竹内好個人訳 新装版・魯迅文集(1983年:筑摩書房版):全6巻揃:
著者:魯迅
訳者:竹内 好
発行所:筑摩書房
発行日:1983年6月30日 新装版第一刷発行 他
定価:1,600円 × 6 = 9,600円
所収:【一】 吶喊 ◇ 自序 / 狂人日記 / 孔乙己 / 薬 / 明日 / 小さな出来事 / 髪の話 / から騒ぎ / 故郷 / 阿Q正伝 /
端午の節季 / 白光 / 兎と猫 / あひるの喜劇 / 村芝居 /
彷徨 ◇ 祝福 / 酒楼にて / 幸福な家庭 / 石鹸 / 常夜灯 / さらし刑 / 高先生 / 孤独者 / 傷逝 / 兄弟 / 離婚 /
〇 訳註 / 解説(竹内 好)/
【二】 野草 ◇ 題辞 / 秋夜 / 影の告別 / 乞食 / わが失恋 / 復讐 / 復讐(その二)/ 希望 / 雪 / 凧 / 美しい物語 /
行人 / 死火 / 犬の反駁 / 失われたよい地獄 / 墓碑銘 / 崩れた線の震え / 意見発表 / 死後 /
このような戦士 / 賢人と愚者と奴隷 / 押し葉 / 色あせた血痕の中に / まどろみ /
朝花夕拾 ◇ 小引 / 犬・猫・鼠 / 阿長と『山海経』/ 二十四孝図 / 五猖会 / 無常 / 百草園から三味書屋へ /
父の病気 / こまごました事 / 藤野先生 / 范愛農 / 後記 /
故事新編 ◇ 序言 / 天を補修する話 / 月にとび去る話 / 洪水をおさめる話 / わらびを採る話 / 剣を鍛える話 /
関所を出てゆく話 / 戦争をやめさせる話 / 死人をよみがえらす話 /
〇 訳註 / 資料「『吶喊』の評論」(成 吾)/ 解説(竹内 好)/
【三】 評論<一九一八年七月 ー 一九二六年四月> ◇
わが節烈観 / 随感録 / 子の父としていま何をするか /『ある青年の夢』訳者序および後記 /
「三浦右衛門の最後」訳後付記 / 知識は罪悪 / ノラは家出してからどうなったか / 北京大学私見 他 /
〇 訳註 / 資料「志摩へ」(陳 源)/ 解説にかえて(竹内 好)/
【四】 評論<一九二六年六月 ー 一九三〇年四月> ◇
すぐさま日記 / 上海通信 / 厦門通信 /「阿Q正伝」の成り立ち / 海上通信 / 声なき中国 / 革命時代の文学/
まじない歌 / わが態度、度量、年齢 / ならず者の変遷 /「現代映画とブルジョア階級」訳者付記 他 /
〇 第四巻訳註についてのおことわり / 訳註 /
【五】 評論<一九三一年四月 ー 一九三五年十二月> ◇
暗い中国の文芸界の現状 / 上海文芸の一瞥 /「友好国びっくり仰天」 について/罵倒と威嚇は戦闘ではない /
どうして私は小説を書くようになったか / 同志小林の死を聞いて / 私の種痘 /『偽自由書』抄 他 /
〇 第五巻訳註についてのおことわり / 訳註 /
【六】評論<一九三四年七月 ー 一九三六年十月> ◇
韋素園君を憶う /「面子」について / 中国文壇の亡霊 / 病後雑談 /俗人は風雅の士を避けるべし/阿金/
風刺について /「文人は軽蔑し合う」/ 現代支那に於ける孔子様 /「これも生活・・・」/ 女吊 他 /
〇 第六巻訳註についてのおことわり / 訳註 / 資料「魯迅の論争態度」(竹内 好)/
参考:帯2巻なし、他あり。小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ・蔵書印等あり。四六判。計約3.0kg。≪古本購入≫
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