
目立った傷や汚れはありませんが自宅にて保管していた物です。
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年記念リリース!
アーノンクールによる17年ぶりの『天地創造』!
ハイドン:オラトリオ「天地創造」(全曲)
アーノンクールBMGクラシックス第3弾=歴史と栄光の『ドイツ・ハルモニア・ムンディ』レーベルに初登場!
『ブルックナー:交響曲第9番』『スメタナ:わが祖国』に続く、ニコラウス・アーノンクールのBMGクラシックス第3弾は、2003年3月にウィーンでライヴ収録されたハイドンのオラトリオ『天地創造』全曲盤。
今回はBMGクラシックスの誇る時代考証演奏専門のレーベル、ドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルからの発売。
ピリオド楽器演奏のパイオニア、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス創立50周年を記念する名演!
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)は、1953年、当時ウィーン交響楽団のチェリストだったアーノンクールによって創設されたピリオド楽器のアンサンブル。結成後の4年間を研究と準備に費やし、1957年に演奏会デビューを果たして以来、作曲者が意図した響きとその時代の演奏様式を追求し、すでにLP300枚分以上のレコーディングをおこなってきました。
現在の古楽演奏の礎を築いたパイオニア的存在ともいえる彼らですが、長いキャリアにおもねることなく、最新の研究成果を取り入れ、メンバーも適宜更新して常に時代の潮流の先頭を走り続ける活動姿勢は特筆に値します。
2003年はそんな彼らが創立50周年を記念する特別な年であり、その記念演奏会の一つとして演奏されたのが、今回のハイドンの『天地創造』なのです。
アーノンクール=コンツェントゥス・ムジクスによる初の『天地創造』
「ハイドンの音楽とスヴィーテン公爵の歌詞が組み合されることによって、『天地創造』は、あらゆる時代の子供たちを興奮させる面白さを持ったオラトリオとなっている。この作品では、言葉と音楽によって描かれた情景が次々と変化してゆく様を、聴き手はわくわくしながら見守るのである。巨匠たちが描いてきた天地創造をテーマとする数多くの絵画と同様に、この音画ともいうべきオラトリオは、神による創造の行為を率直に、純粋に表現した作品であり、あらゆる世代の人間に訴えかける力強さを持った傑作である」とは、作品についてのアーノンクールの言葉(ライナーノーツより)。
アーノンクールは、1986年にウィーン交響楽団とアルノルト・シェーンベルク合唱団を指揮してこの作品をテルデック・レーベルにすでに録音しているため、今回の『天地創造』は17年ぶり、2度目の録音ということなります。
前回の演奏は、モダン楽器を使用しながらピリオド楽的演奏様式を取り入れた独自の刺激的な解釈が印象的なものでしたが、今回は、ドロテア・レシュマン、ミヒャエル・シャーデ、そして日本でも人気急上昇中のクリスティアン・ゲルハーエルという今が旬の実力派歌手を揃え、気心の知れた仲間たちからなる緻密なアンサンブルを指揮して、鋭角的な表現はそのままながら、より深く作品の核心に迫る円熟の解釈を示しています。
ピリオド楽器による『天地創造』の中でも、第一に指折られるべき名盤の誕生と言えるでしょう。
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)[天使ガブリエル、イヴ]
ミヒャエル・シャーデ(テノール)[天使ウリエル]
クリスティアン・ゲルハーエル(バリトン)[天使ラファエル]
アルノルト・シェーンベルク合唱団[合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール