商品説明下部にも写真がございます

与三左衛門五代、長船派の棟梁家による希少な作例

最高の入念作と注文主の高貴さを示す俗名入りの注文打ち

天正の吉井川大洪水を唯一生き延びた最後の長船鍛冶の嫡流

鎌倉期の短刀に見間違う、映り立つ刀身に精緻な地鉄の傑作出来

お守り短刀としても最適な98歳の長命鍛冶

貴重刀剣鑑定書つき

短刀：「備前国長船住七兵衛尉祐定」

※刀剣類は、法律に基づき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です※


【寸法】
登録証種別：短刀
登録証銘文:「備前国長船住七兵衛尉祐定」
登録証長さ:9寸1分（約27.5cm)
登録証反り:1分
元幅:2.7cm
先幅:2.35cm
元重:0.7cm
先重:0.5cm

【刀身】
平造り、庵棟、身幅広く、元先の幅開かず、反り尋常
鍛え、小板目肌、杢目を交えて肌立ち、流れごころとなり、地沸つき映り立つ
刃紋、直に小湾れ、処々に小沸つき明るくなり、鋒にかけて金筋かかる
帽子、直に入り、小丸に返る
中茎、生ぶ、先栗尻の備前中茎
ハバキ、真鍮二重

【説明】
貴重刀剣に認定された、七兵衛尉祐定の俗名入りの名短刀になります。
鎌倉時代からの栄華を誇る長船派は、戦国末期の吉井川の大洪水により一夜にして壊滅したとされ
僅かに惣領家の横山藤四郎祐定を残すのみとなり、その系統が江戸時代に長船派の正系をつないだとされております。
本作を製作した七兵衛尉祐定は、先述の長船唯一の生き残り藤四郎祐定の嫡男にして名工・与三左衛門祐定から五代目に当たる長船派の棟梁鍛冶です。
時代は寛永から延宝の江戸初期に当たる時代で、延宝年間に九十八歳の長寿を全うしました。子に横山上野大掾祐定がおります。
本作は七兵衛尉の俗名入りの傑作刀で、非常に精良な地金に地沸と映りが立つ備前物の伝統ともいえる傑作の出来であり
刀身のみを見ると、末古刀を遥かに遡る鎌倉期の短刀のような、非常に古雅で優美な短刀となっております。
あれほどの栄華を誇っていた長船派の刀も洪水により壊滅したため、江戸時代に入る備前の刀は大変貴重な作例となっております。
上記の優れた出来に俗名入りであることから、恐らくは藩侯の大名や家老クラスの上級武士からの注文打ちであった事は容易に首肯できます。
状態も非常に良く、貴重刀剣に指定されている事からも安心してお楽しみいただける逸品です。
江戸期の備前刀や末古刀の長船を研究する方や、九十八歳の当時の長命鍛冶である事からもお守り刀の短刀を探されている方に最適の刀と言えるでしょう。
貴重刀剣鑑定書の付いた作例稀な江戸期の長船派の傑作の短刀を、この機会にぜひお見逃しなくお求めください。


【ご注意事項】※入札前には必ずお読みください。入札後は以下へ同意いただけたものとさせていただきます。※

・本商品は委託出品ですので、返品不可、ノークレームノーリターンでお願い申し上げます。
・商品の写真はできるだけ現物に忠実なように撮影していますが、どうしても現物の状態を表現しきれていない場合がございます。
・商品が未鑑定品の場合、商品説明の記述は見解の一つであって鑑定結果等を保証・お約束するものではございません。
・骨董品・中古品であるという事をご理解いただき、過度に神経質な方のご入札は申し訳ありませんがお断りいたします。
・寸法は、専門の器具を使用して採寸している訳では無く、あくまで素人採寸のため誤差はご容赦ください。
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