TREM FACE(トレムフェイス)はDALLAS ARBITER ENGLAND名義となった1970年代初期に登場しました。当時のSOUND CITY(英国の楽器店でありブランド)の広告ではFUZZ FACEと共にこのTREM FACEの存在を確認することができます。
このペダルは独特のメロウなトレモロ効果が特徴で、60年代から70年代のトレモロ・ペダルを色々試しても、ここまで音楽的なトレモロ・ペダルは多くないと思います。回路的には比較的シンプル(とは言え、FUZZFACEよりは複雑です 笑)でありながら、他のダラス/アービター・ペダルとは異なる独自の基盤構成/パーツ群を見て取れます。これは個人的な推測でしかありませんが、この回路はおそらく他のアンプや機材の基盤(もしくは回路)をそのまま移植(コピー)したのではないか? という様な印象を受けます。また、抵抗の雰囲気等はイタリア系ブランドの機材を連想させます。
トレモロ・エフェクトは単純に音量を上げ下げする「だけ」の様に思われるかもしれません。しかし、どの帯域に音色のピークを持たせるかで、その効果が異なってきます。こちらのペダルも同じく、後年発売されるCOLORSOUNDのトレモロ・ペダルと比較されることが多いのですが、基本的に回路が異なる事と、RATE(スピード)の可変幅がこのペダルの方が幅広いという事が言えます。アンプに搭載されたトレモロ/ヴィヴラートと同じく、揺れのスピードをかなりスローからファストへ可変させる事ができます。現代的な音楽で使用される「トレモロ効果」は比較的でスローでメロウな楽曲に採用されることが多いと思いますが、このTREM FACEが発売された当時は数少ない「効果的な」エフェクトだったのでしょう。今よりも、もっと「攻撃的なサウンド」と捉えられていたと考えられます。余談ですがトレモロの「揺れ」のスピードを最大値にするとレズリー・スピーカーが回転する際の最速スピードと近い印象もありました。オルガンで効果的なレズリーの揺れと、同じ様な効果を狙ったとも考えられますね。
このTREM FACE、残念ながら当時はあまり市場に受け入れられなかった様で、未だに箱付きのデットストックや、傷の少ない状態の良い個体が発見できます。生産ロットも少なかったとみえて、私が知る限りではカラフルなファズフェイス・ファミリーの中では唯一赤く塗装されたボディが存在するのみです。いずれにせよノイズも少なく動作も安定しており、現代の(現行の)トレモロ・ペダル・ラインナップと比べても遜色なく、むしろ優れた質感を持った高い品質のペダルだと思います。みなさんも入手できる機会があればぜひ試してみてください。
以上、デジマートより抜粋しました。
ツマミ、あとリペアをしておりますので、パーツ交換などありますが、信頼できる店、名前は出せませんが、非常にビンテージ機材に精通した著名な方に修理していただいております。
ですので代替パーツもビンテージでサウンドは抜群です。
動作確認済みですが、あくまでこちらの環境(ギター、アンプ、ケーブル)での確認ですので、環境が変わると動作も変わる恐れがございます。
50年以上前のビンテージです。
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