焼け、しわ、しみ、よごれ、小やぶれ、紙の劣化等あります。
綴じ穴あります。
二つ折りでの発送となります。
ご理解の上、ご入札くださいますようお願いいたします。
■雑誌の切り抜き2枚(B4サイズ×2枚)
松島トモ子さんの記事3ページ 裏側、佐田啓二さんの記事1ページです。
昭和32年発行のアサヒグラフからと思われます。
学芸会ではその他大勢(松島トモ子)
写真の説明
目下6年生 それにしては目まぐるしい毎日だ 映画 テレビ レコードと次から次と
12歳の年令ではどうかと思うくらいのスケジュールが手を広げて待っている
したがってお昼食も走る車の中
これは上の昼食から10分後 1日9時間眠るとしても忙しい日だとそうもゆかず
といっても心配ご無用 チョット横になったと思うと とたんにスヤスヤ
どの部屋に行っても1人っきりということはない
セリフの練習にも黒い眼 赤い眼の審査員たちがズラリと
かくの通りだがこれはまだホンの一部
家族は おばあちゃん お母さん 女中の4人暮し
嫌いな食べ物は辛いものとラッキョウに魚
好きなのはお芋とにんじんに肉類 それでわりに小食
「世界中で一番の親友」という同級生のM子ちゃんと遊ぶときが最もうれしそうだ
自転車に乗れるようにしてくれたのはこれまた親友の肉屋のお兄さん
簡単に30分間のテレビの台本といっても ずいぶんの量だが渡されると
まず1回目は目読 2回目は声を出して 3回目には憶えてしまう
それで「長くて2時間たらず」という(アバコ・スタヂオで)
「先生にほめられたときが一番テレちゃう」そうで 主に国語 社会 図画
工作のときだそうだ ただし体育と算数 理科は にが手の由(東根小学校で)
ロケーション ご挨拶と旅も多いだけ宿についても まず学科の勉強
とはいえ頭の中は台本で一パイだし ネムイし 外ではファンががやがや (小田原で)
東京都目黒区立東根小学校第六学年四組 松島奉子(本名)の第一~二学期の"通知表"
銀座裏の"松島トモ子の事務所"にあるスケジュール表 まだこの他に学校があるのは勿論
目黒区柿ノ木坂の自宅 右手前は小鳥の家 二階左半分が勉強部屋
一階左端が稽古場 その手前がシャボテンの温室
毎月のお小遣は五百円だそうだが たいてい好きな小鳥とシャボテンに回ってしま うそうだ
女中さんがいても 家族の洗濯はしない主義だそうで 簡単なものはすべて自分で というしつけだ
可愛いファンが 浦和 横浜辺からも押しかける 不在の折 あずかったサイン帖だけでも200冊以上
撮影所 放送局 どこでも閑があると絵を描いている 紙は勿論 果物 ポール なんでも手当り次第
1昨年暮に増築した 14坪の踊りの稽古場 ときどき先生が来てくれるが
たいてぃ1人で練習 ときには舞台衣装も自分でデザインしてみたりするという
お母さんの伴奏で歌のお稽古 これもセリフ同様 新曲でも3~4回やれば
リズムも歌詞もスラスラ ただし忘れるのも人1倍早いのだそうだ(応接室)
「トモ子ちゃん なんとかでちょ なあんて わたしを子供扱いする大人は大嫌い」だそうで
演技のうえでも大人を食うことしきり(東映 録音室で)