御存知! 白熱のライヴ名盤 ジャズ/ロック・クロスオーヴァー系の大傑作「Zappa in New York」 フランク・ザッパ承認リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品でございます。
内容は言わずもがな。 ラインアップは名手揃いの大所帯。
Frank Zappa(Vo、G)、Ray White(Rhythm G、Vo)、Eddie Jobson(Key、Violin、Vo ex-Curved Air、Roxy Music、後にU.K.、Jethro Tull)、Patrick O'harn(B、Vo 後にGroup87)、Terry Bozzio(Ds、Vo 後にThe Brecker Brothers、U.K.、Group78他)、
Ruth Underwood(Per、Key)、Lou Marini(Sax、Flute かのLevon Helm & RCO All Stars、The Blues Brothers Band、名手John Tropea関連)、Michael Brecker(Sax、Flute 当時The Brecker Brothers)、
Ronnie Cuber(Baritone Sax、Clarinet 後にThe Gadd Gang)、Randy Brecker(Trumpet Billy Cobham Band、当時The Brecker Brothers)、Tom Malone(Trombone他)、David Samuels(Timpani他)、Don Pardo(ナレーション)となります。
またオーヴァーダビングとして御馴染みEd Man他がパーカッション他として参加致しております。
1976年12月26~29日 アメリカ・ニューヨーク パラディアムでの実況録音からの抜粋となります(抜粋とは申しますが、一公演の再現感がございます)。
Frank Zappaと言えば「難解な作品を制作する前衛音楽家」とのレッテルが張られた感がございますが、正直「大衆音楽好きの現代音楽家」の感がございます................................................
楽器演奏者としてのFrank Zappaを強調した七十年代初期に比べ、作曲者やオーガナイザーとしてのFrank Zappaを強調した感がございます(「譜面以外の(即興を含めた)演奏は許さん!」との事でございますが...................)。
七十年代初期は演劇性をライナーノーツ等に任せ、割とまともで聴き易い音楽性の感があったFrank Zappa。徐々に音楽性に初期の演劇性を復活させ強調していく感がございます。
七十年代ジャズ/ロック・クロスオーヴァー系の音楽性を彷彿とさせるものでございますが、ロック/ニューウェイヴ系の感覚を持つ演奏者の参加がミソでございます。
大所帯ジャズ/ロック編成の音楽性が強いもののパンク/ニューウェイヴ系の台頭もあり、その音楽性を加えた過度期のものの感もございます。
(その音楽性と従来の音楽性の贅肉を削ぎ落とすかの如く合理性を取り入れ後の大傑作「シーク・ヤブーティ」の登場と相成りますが、その過程の重要な作品となります)
古い衣を脱ぎ捨て、新たな音楽という装飾を纏っていく、その過程やターニング・ポイントの感がございます。
初期程ではないにせよ、Frank Zappaの演奏者としての有り方がライヴで聴かれるという事でも貴重な作品でございます.........................................何せ、ああでございますし.............
後の八十年代のハイテク系ギタリスト・ブームを予見した感もございます......................................................(後々に登場するLiving Colourの名ギタリストVernon Reidが参考にしていたのではなかろうか?と思わせる演奏が
(今作含め)ございます)...............................................
1976年はプログレシッヴ・ロックやHR/HMのみならず、ミュージシャンが八十年代に向けた新しい音楽性を模索する時期に突入する時期。Frank Zappaも八十年代という近未来を見据えていた感がございます.................................................
Frank Zappa代表作品として知られるものでございますが、案外難解さが強い作品でございます。初心者向けではございませんが、Frank Zappaという作曲家を知るには重要なコンピレーション盤の役割もございます........................................
こちらは1993年フランク・ザッパ承認マスターをリマスターしたものでございます。ザッパ承認マスターの場合、作品によっては別テイクであったりリミックス的なものであったりするもので「フランク・ザッパ主観マスター」の感がございます。
制作当初はレコード会社の判断で外された楽曲もあり、Frank Zappa自身忸怩たる思いをしていた模様でございます。
後に権利が自身の管理下に置かれ、おまけにCDの時代となり時間制約が随分と緩和された事もあり、”あるべき姿”に戻されております。
Frank Zappa自身、留飲を下げた感がございます..............................
現在ではこの紙ジャケット仕様盤は入手が困難。この機会に是非。
注:配送方法に関しては変更の場合がございます。宜しくお願い致します。