
ユリイカ 2010年12 月号、「特集 荒川弘 『鋼の錬金術師』 完結記念」(青土社)です。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容:
◇《二人の錬金術師》
・“兄弟” たちの絆と闘争 『鋼の錬金術師』 と 『イムリ』 の共鳴 /荒川弘×三宅乱丈
◇《Arakawa Trismegistus》
・荒川弘先生のこと /藤田和日郎
・荒川先生男前伝説! /モリタイシ
・だいすき、荒川先生 /山中ヒコ
◇《ヘルメスの降り立ちし処マンガ》
・“生き物の感触” を持った少年マンガ
『鋼の錬金術師』 がひらくパラダイム /藤本由香里
・哀しみを背負うものたち 等価交換の不/可能性 /雑賀恵子
・『鋼の錬金術師』 から読み解く国家と民族 エルサレムにて /早尾貴紀
・超人的ユートピアへの抵抗 『鋼の錬金術師』 とナチズム /大田俊寛
・鋼の二つ名は伊達じゃない 錬金術師の実在論 /入江哲朗
◇《パラケルススの剣アゾットを持して》
・魂を受け容れるもの
一夜漬けに始まる少年マンガの骨法 /荒川弘 [聞き手;斎藤宣彦]
・ウロボロスの彼方へ 『鋼の錬金術師』 における象徴的イメージ /伊藤博明
・巧緻の愉楽 / 佐藤亜紀
◇《Lapis philosophorum》
・サイボーグ時代の終焉 錬成陣と構築式を血肉化する生体 /小泉義之
・20世紀型人工装具と機械鎧オートメイル
脱出不可能な身体表象としての 『鋼の錬金術師』 /原克
・変容と破壊をめぐる想像力 再来する錬金術師たち /中尾麻伊香
・パラケルススの 「裔」 として 錬金術と幹細胞 /八代嘉美
◇《「等価交換」 の向こう側》
・二つの 『鋼の錬金術師』 マンガのアニメ化の時代の変遷 /藤津亮太
・マンガはいかにして 「人間」 を錬成するのか?
『鋼の錬金術師』 における 「身体」 と「内面」 /岩下朋世
・「等価交換」 のエコノミー 『鋼の錬金術師』 の経済学的パラダイム /星野太
・Alchemy of Accounting への戸口 ホムンクルスのバランスシート /飯田一史
◇《錬金術書の暗号解読》
『鋼の錬金術師』 全巻解題 /吉川浩満
■特別掲載 沈黙の韻律 戦後詩における中村稔という逆説 /北川透
連載・そのほか
★荒川弘(あらかわ ひろむ)は1973年、北海道生まれ。女性。漫画家。農業高校を卒業後、実家の農業を手伝いながら、イラストや漫画投稿を始める。1999年に月刊少年ガンガン『STRAY DOG』でデビューし、エニックス21世紀マンガ大賞受賞。2001年から10年にかけ、同誌連載の『鋼の錬金術師』が雑誌の看板になるほどの大ヒットとなり、アニメ、劇場アニメ、ゲームなど多メディアでの展開が行われた。同作品は2011年までに小学館漫画賞(少年向け部門)、東京アニメアワード原作賞、手塚治虫文化賞新生賞、星雲賞(コミック部門)などを次々と受賞したほか、のちに実写映画化された。2011年には週刊少年サンデーにて『銀の匙 Silver Spoon』の連載を開始し、小学館漫画賞(少年向け部門)、「コンテンツ・アワード・オブ・ジャパン・フード・カルチャー」大賞を受賞。主な作品としてほかに『獣神演武』、『百姓貴族』、『アルスラーン戦記』(田中芳樹原作)、『黄泉のツガイ』など。自画像として牛を使用するのは、実家の牧場経営と、丑年生まれで牡牛座であることに由来する。
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