★★画像5は参考で、出品物ではありません。
中古CD NAXOS 8.559407 輸入盤に大判帯を付けたものです 解説、歌詞対訳は英語です
LEONARD BERNSTEIN / A JEWISH LEGACY
曲目は画像2、画像3でお確かめください。
バーンスタインのお気に入りだったアンジェリーナ・レオーも短いながら2曲歌っています。ボエームのミミを歌った方。
帯はミシン目に沿って切り、画像3の部分だけ残しました。
ケースには傷や汚れがあります。
インサートとCDは綺麗です。
出品にあたり全曲鑑賞し異常無き事を確認済みです。
聴ければ良いという方のみご入札ください。
ゆうパケット(ポストの場合有)で発送いたします。
++++++++++++++++++++おやじの戯言++++++++++++++++++++
またしてもNAXOS!気合の入った1枚だ。
なんだけど、曲目見ただけではピンと来ないものが多い。ハリルは名前がずばりだが、ディバックの1曲目を2台のピアノで伴奏した
(ディバックと表記されていない)版、こそっとキャンディードの終曲が顔を出す4人のイスラエル人の1曲など。
皆さんは名前すら聞いたこともないような作品の方が多いのかも知れぬな、おたくで無い限りは。
ライナーノートはバーンスタインをメンターとしたJack Gotlieb(ゴットリーブ)さんが執筆している。バーンスタインにとっても
彼は右腕のような人だったろう。バーンスタインのNYP時代は彼の助手を務め、後にはアンバーソン音楽事務所(バーンスタインの
事務所)で出版ディレクターに成った。バーンスタインを最もよく知る1人だ。1曲1曲、小さな作品も丁寧に解説してくれている。
画像5は(図書館の所蔵品をパクって来たのではないぞ、合法的に入手したのだぞ。)バーンスタイン生誕60年記念にアンバーソンから
出版された彼の完全な作品カタログだ。TV番組の原稿や、ディスコグラフィもなども含まれている。
編纂はゴットリーブ。その彼が解説するんだから間違いないわな。このカタログに載っているが聴いたことの無い作品が本CDで
随分聴けた。Four Sabra(4人のイスラエル人)でピアノを演奏するのはゴットリーブさん。彼は独学でピアノを学んだ。
だがこのFour Sabrasはカタログに載っていない作品だ。ゴットリーブさん、どうなってんのよ?彼の解説では公演されたことの無い1950年
ごろの作品とaboutな表現だ。遺作なのかなあ。そうは書いてないが。
だがね、これアメリカのユダヤ音楽をアーカイヴしようとミルケンさんが1990年に立ち上げた財団も絡んでるので(どう峻別するか
知らないけど)非ユダヤの音楽は収録されてないんだよね。(キャンディードの、、、と書いたのはFour Sabrasの1曲なんだが)
まるで演奏会のパンフレットの初めによく記載されてる××大使館大使の挨拶宜しく画像4でミルケンさんがご挨拶。
ハーバード大学のグリークラブが初演したHarvard Chorusesや、Warm-Up、A Little Norton Lectureなどは聴けなかった。
グラモフォンからBERNSTEIN COMPLETE WORKSというBOX CDが出たので喜んだが、買ってみると期待以下。上に書いたWarm-Up
とかは入ったけど。なんとNAXOS、KOCHをはじめとする他社レーベルの音源を沢山もらってきてた。お粗末。某社シベリウス大全集
のようなものでは無く、個別の作品解説も歌詞カードも無いBOXだった。それとFourSabrasがゴットリーブさんとは違う人のピアノで
収録されてたけど、曲順違うやん、からやん、わからん。
存在するのか否か不明なんだが、彼の死後に編纂されたFinal版カタログは出版されなかったんだろうか。ゴットリーブさんは
バーンスタインより12歳若かった。調べたけど先に触れた1978年の書籍だけだな。あと、先述のミルケン・アーカイヴのHPに
彼が紹介されてた。彼も作曲したんだな。2011年に亡くなられていた。
彼はバーンスタインに関しての最高の学者だった。レコードのライナーノーツが彼の執筆だといつも安心して読めた。
NAXOS恐るべし、ライナーノーツまで上出来。ゴットリーブさんの解説は小さな文字で6ページ。読み応えたっぷりだった。
最初の2ページはバーンスタインの事をユダヤに結び付けながら紹介している。書き出しが、バーンスタインの父親の葬儀
(ユダヤ教徒だった)から始まるなんて、もう学者も学者。
ユダヤ関係のバーンスタインの写真も3枚。内2枚は見たことも無いもの。