中国では七宝のことを琺郎と呼び、イスラム圏との興隆が盛んであった元時代(1271 - 1368年)の頃から製造されるようになり、中国渡来の品が日本にも入ってくるようになったと考えられている。
明時代の美術工芸品の「仏郎」については、諸説あるが東ローマ帝国や西アジア一帯の地域、あるいはフランク族などを指すと考えられている。 一方、「大食」については七~十六世紀に栄えたイスラム帝国、つまり正統カリフ時代からアッバース朝(750年~1517年)までのイスラム国家やイスラム教徒のことであり、「鬼国」は西北方の外国に対する蔑称であることから、これらの国が由来の七宝と推測できる
明時代のなかでも景泰年間 (1450 - 1457年間) に作られた糸琺瑯は特に評価が高く、現在でも中国の七宝を[景泰藍]と呼ぶ所以となっている。景泰藍は日本ではあまり例を見ない青銅を素地として用いていており、釉薬には日本の泥七宝に似た不透明な釉薬が用いられ、特に青(藍)の色が好まれた。また、青銅に施釉した釉薬が崩れ落ちないように細かな植線が全体に張り巡らされた。金・銀・銅・青銅・鉄などの金属素地に、釉薬を800℃前後の高温で焼成することによって、融けた釉薬によるガラス様あるいはエナメル様の美しい彩色を施す。七宝焼の釉薬は二酸化珪素を主成分とする鉱物資源から作成されたフリットを砂状、粉末状にしたものを使用することが多い。砂状、微粉末にした釉薬は、水と糊(フノリなど)を合わせて、または、ペースト状にしたものを使うことが多い。 明治時代の一時期に爆発的に技術が発展し、欧米に盛んに輸出された。特に京都の並河靖之、東京の濤川惣助、尾張の七宝師の作品が非常に高い評価を得て高額で取引されたが、社会情勢の変化により、急速にその技術は失われた。
サイズ:約31・17cm。
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