すでに絶版となっている食品工学図書です。
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光琳テクノブックスNo.19
食と感性
都甲 潔 編著
味覚と嗅覚認識のメカニズムを解明する感性バイオセンサ技術がこの1冊に。
A5/上製
ページ数:376頁
ISBN:978-4-7712-9902-3
発行:株式会社光琳
近年、味覚と嗅覚の生化学・神経生理学の分野では、その受容のメカニズムや脳・神経レベルでの認識メカニズムが急速に解明されつつあります。エレクトロニクス分野においては、このメカニズムを模倣する形で、「感性バイオセンサ」の開発が進み、すでに実用化されています。
このように、生物と似たメカニズムで食品の味やにおいを直接測ることの出来るインテリジェントセンサ、または化学物質や物理量を検出する複数のセンサからの出力を有機的に整理統合して、食品の質を評価するセンサが提案され、その結果、おいしさを客観的・定量的に認識・判断するインテリジェント感性情報処理システムが開発・構築されつつあります。 本書では、それぞれの方面の第一線で活躍される著名な執筆陣を迎え、第1章では感性工学の大要、第2章では、美味学、脳内情報処理機構、テクスチャー、バイオセンサシステムなど近年進展の著しい分野の紹介、第3章では、味覚センサ、第4章では、種々のにおいセンサ、第5章では、新しい感性バイオ・化学センサについて詳述されております。
食品工学における感性バイオセンサや安全性評価技術の実状が明らかにされ、食品業界をはじめとして、環境衛生や医薬品、香料化粧品業界へ著しいインパクトを与える書籍です。
【本書の執筆者(50音順)】
- 蟻川幸彦 長野県食品工業試験場
- 飯山 悟 近畿大学九州工学部工業化学科
- 池崎秀和 アンリツ(株)
- 江崎 秀 近畿大学九州工学部電気工学科
- 大熊廣一 東洋大学生命科学部生命科学科
- 大橋 実 セントラル科学(株)
- 勝部昭明 埼玉大学工学部情報システム工学科
- 川井田博 鹿児島県立農業大学校畜産工学部
- 川端晶子 東京農業大学名誉教授・食学研究所主宰
- 川畑 明 三菱化学(株)基盤技術研究所
- 近藤 淳 静岡大学工学部システム工学科
- 相良泰行 東京大学大学院農学生命科学研究科
- 塩川祥子 静岡大学工学部システム工学科
- 竹口 寛 三菱化学(株)基盤技術研究所
- 達林顕一 (株)ニレコ
- 都甲 潔 九州大学大学院システム情報科学研究科
- 長町三生 広島大学名誉教授・呉工業高等専門学校
- 中本高道 東京工業大学電気電子工学科
- 南戸秀仁 金沢工業大学高度材料科学研究開発センタ
- 林 健司 九州大学大学院システム情報科学研究科
- 伏木 亨 京都大学大学院農学研究科
- 藤吉孝則 熊本大学工学部電気システム工学科
- 前田 弘 (株)果実非破壊品質研究所
- 松野 玄 横河電機(株)環境機器技術部
- 村山伸樹 熊本大学大学院自然科学研究科
- 柳澤静子 九州大学大学院システム情報科学研究科
- 柳沢幸江 和洋女子大学家政学部
- 八尋美希 近畿大学九州短期大学
- 山本 隆 大阪大学人間科学部
【本書の目次】
第1章 総論 感性工学とは 食品感性工学
第2章 食品と味覚・嗅覚 美味学 おいしさの知覚 味覚認識 栄養と代謝からみた味覚 食品物性 肉のおいしさ 鮮度センサ 製造工程用バイオセンサシステム
第3章 味覚センサ 原理 基本味応答 5基本味とアミノ酸 うま味 渋味と辛味 食品測定例 ビール・清酒・コーヒー・ミネラル・ウォーター・お茶・牛乳・味噌・醤油・油・米・ごま油 味覚センサの小型・集積化
第4章 においセンサ 酸化物半導体を用いたにおいセンサ 有機物センサ においの化学分析
第5章 新しい感性バイオ・化学センサ 膜インピーダンス測定法 表面プラズモン共鳴法 SAWを用いた液体センサ 集積化SPV味覚センサ マルチプレックス型味・においセンサ 近赤外分光分析法─コメの食味推定器としての応用 光センシングによる青果物の品質評価
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