
マリコーヌ 産業の大聖堂
ブランド:日本コロムビア
マリコーヌはデビュー・アルバム『Malicorne』を74年にエグザゴンから発表した。このアルバムにガブリエルが目指すものがすべてある。スティーヴェルはブルターニュの音楽を通してケルト民族の心に訴えかけたが、ガブリエルはブルターニュにこだわらず、広くフランス各地のトラッドを取り上げた。なかにはフランス人が移住し、そこに古いフランスのトラッドが今も残っているカナダのものまでレパートリーに入れた。フランス独特のロンドやブーレといった舞曲も野趣をそのまま生かすアレンジで演奏した。古くから伝わる曲をエレキ・ギターやベース、ドラムスで演奏し、曲の持つ本来の味を残しながら現代の曲に作り変えてしまった。そのことからマリコーヌは、フランスのフェアポート・コンヴェンションとかスティーライ・スパンと呼ばれていた。
75年にセカンド・アルバム『Malicorne II』を発表し、ゴールド・ディスクを獲得した。マリコーヌの1作目、2作目、4作目のアルバムは、ともにMalicorneというタイトルで、フランスでは便宜的に1とかII、IVといった表記をとっている。
76年には、同じくエレクトリック・トラッド・バンドのラ・バンボシェをゲストに招き
3作目のアルバム「Almanach』を制作し、これも前作に続きゴールド・ディスクとなって、さらにこの年のフランス・レコード協会のグランプリにも選ばれた。レコーディングとコンサート・ツアーでは少しメンバーが違い、ツアー・メンバーはヤコブ夫妻に、オリヴィエ・コワルスキー(ベース)、ルネ・ウェルナー(ヴァイオリン)、クロード・ペレーレ(ギター)だった。
1. 産業の大聖堂
LES CATHDRALES DE L'INDUSTRIE (G. YACOUB) 4' 59"
2.眠り人
DORMEUR (G. YACOUB) 4'51"
3.旅をしなければ
II ME RESTE UN VOYAGE FAIRE (G. YACOUB/O. KOWALSKI) 4' 25"
4.魔女たちの夜
LA NUIT DES SORCIRES (G. YACOUB) 4' 21"
5.ビッグ・サイエンス
BIG SCIENCE (1.2.3.) (G. YACOUB/G. YACOUB, O. KOWALSKI) 3' 45"
6.時(とき)
LE TEMPS (G. YACOUB) 4' 08"
7白い服、黒い服
ROBE BLANCHE, ROBE NOIRE (G. YACOUB) 3'36"
8. 魔法使い
SORCIER (G. YACOUB) 4' 25"
9.私はここに残る
JE RESTERAI ICI (G. YACOUB) 4' 16"