【 ブランド 】
「 JACOB COHEN / ヤコブ・コーエン 」
1985年にスタイリスト集団が創立したイタリアのジーンズブランド。
ディレクターは Nicola BARDELLE(ニコラ・バルデッレ)ブランドコンセプトは
「仕立ての良いテーラードジャケットに合わせるジーンズ」として名高く、デニムコレクターにも、
この趣旨は広く知られており、その名言通り、ジーンズでありながらスラックスの仕様を取り入れるなど、
気品ある威力に溢れたデニムを送り出したジーンズの新潮流をつくったパイオニアブランド。
創業当初、あのブリオーニの店内に唯一ジーンズを品揃えしていたのが、ヤコブコーエンという
逸話があらわすように、テーラードデニムの中では、間違いなく頂点に位置するブランドです。
【 アイテム 】
男のカジュアルパンツの代表にして普遍的なジーンズ(デニムパンツ)
普遍的で買い替えの必要がないと思われがちなジーンズですが、実は日進月歩で進化しています。
本来のオーセンティックな魅力を残しながらも時代の空気を吸収し、洒脱に進化を遂げた
ジーンズに穿きかえれば、いつものスタイルが見違えます。ですが、スーツと同じように、
基本的なデザインが同じであるジーンズは差別化が難しいアイテム。
大人の方が差をつけたいならラグジュアリーブランドのモノに限ります。
絶対的な安心感や素材の品質と快適な着心地に加え、最上のジャケットやコート、トップス、
合わせるために作られたジーンズは、たとえラフに色落ちしていてもシルエットや佇まいに
上品さが滲み出ます。まさに脚を通すだけで¨絵になる¨、大人のジーンズです。
「仕立ての良いテーラードジャケットに似合うデニムパンツを」というフレーズで誕生した
イタリアらしい洒脱さと洗練された雰囲気を持つボトムスブランド『ヤコブ・コーエン』
スラックスの作りやディテールを踏襲し、日本産のデニム生地を使い、イタリアの工場で仕立てる。
¨テーラード・デニム¨の先駆者ヤコブ・コーエンからご紹介するジーンズJ622のご紹介。
【 コメント 】
モデルはヤコブコーエンの数あるモデルの中で日本で1番人気の『J622(現NICK)』
シルエットは「股上浅目のテーパードシルエット」「620」と同じ股上のテーパード。
ビームス提案で定番化されたシルエットなので、シルエットの完成度の高さは言わずもがなでしょう。
またヤコブでは『J610』や『PW610』と数字の前のアルファベットが異なるモデルがございます。
『 PW 』とは、Preview(プレビュー)のことで、仕様を簡略化したり、パーツを廉価なモノを使用したり、
付属品を無くすことでその分のコストを下げ、価格を抑えて提案しているディフュージョンシリーズです。
ヤコブコーエン入門者にとってディフュージョンモデルは間違った選択ではありませんが、
既にそれらを持っている方や同ブランドの真髄に触れたい方には、 本品のような上位モデル(Jモデル)をお勧めします。
そんな最高峰デニムの中で、頂点に君臨する超希少な1本。
高級ライン「Jモデル」の中でも最上級のディティール、ラグジュアリー、遊びココロ、糸や生地、製品の縫製まで
最高級を追求したシリーズがコチラのLIMITED EDITIONです。まさにプレミアムデニムの頂点にいるラインです。
限定237本ですから日本入荷は10本程度でしょう。よって他人と被ることは中々ありません。
ジーンズは5ポケットが定番ですが、 コチラは内ポケットを2つ追加した「7ポケットジーンズ」
もちろん素材はオリジナルのセルビッチデニム。日本製の最上級デニムで、生地端(耳)にJACOB COHENの刺繍入り。
ハラコのレザーパッチにはLIMITED EDITIONのみに使用されるメタルロゴプレート、バックポケットの花柄の刺繍、
通常のモデルとは差別化を図る(高級感たっぷり)メタルパーツも見どころ。
あらゆるディテールで限定物である事を愉しんで頂けます。
ヤコブの魅力は、パターンから製造工程まで、テーラード仕立てのスラックスを踏襲した点。
ベルトループだけで4つの工程を経るなど、そのコンストラクションはスラックスと寸分の
違いもありません。立体裁断が駆使されたパターンに、素材特性を踏まえ、ミシンをカスタムし、
ミリ単位で微調整を加えていることを考えれば、スラックス以上に手が込んでいるといえます。
技術力の高さはまさにお墨つき、時代の先端をいく感度の鋭さも自慢です。
簡単にヤコブの特徴を説明いたします。
「①:内股の地の目のクセ取り」
クセ取りとは、型紙だけでは構築出来ない複雑な人間の体形に、アイロンで生地を変形させる(地の目のクセ取り)
ことによって、脚に沿った美しいラインを作り出す為の技術。一般的にスラックスに用いられる技法で、
デニム専用工場ではなくドレスパンツ工場でしか作れない職人の手仕事(アイロンワーク)技術。
通常のデニムと比べ内側に¨たまり¨が出なく小股がスッキリ。
また、ひざ裏に余計なシワが出ない脚にピッタリとフィットした美しいシルエットが生まれます。
「②:立体的なウエストライン」
ヤコブのデニムではウエストの前後の高低差がかなり取られております。
人体構造に合わせ、後にグイッと上がっている為、立体的なウエストライン、着用時のフィット感を高め、腰回りを美しく魅せます。
「③:高めの尻ポケット位置」
数年前まで主流だった¨セレブデニム¨と異なるのがバックポケットの位置。
必要以上に下がっていません。ポケットに描かれたステッチ(リーバイスのデザインを上下反転させて左右アシンメトリーにしたステッチ)も
ヒップの曲線を美しく魅せる役割を果たします。
「④:スムーズな首振りボタン」
ボタンフライのボタンはクルクルッと動く首振りボタンのおかげで掛け、外しが非常に楽チン。
また、身体の動きに対して多少の“ゆとり”が生まれることから窮屈感を緩和する役割もあり、
大人にとっては嬉しい仕様といえます。
「⑤:フロントのベルトピンループ」
テーラードパンツに見られるベルト固定のベルトループ(バックルピンループ)を採用。
ベルトをしっかりと固定しますのでタックインしている時にも安心です。
ゴツいベルトよりもドレッシーなベルトが似合います。
「⑥:ロールアップもお洒落に決る内側」
内側縫い代の生地端にはブルーのロック始末を加えることで、
ロールアップ時には足元に良いアクセントを加えてくれます。
もちろん大人っぽく仕上げたい時にはそのままでもOKなので二通りの楽しみ方ができます。
「⑦:高度なステッチワーク」
手仕事感のある丸みのあるステッチは、ヴィンテージテイストをウリのデニムでも、ここまで人の手を感じるステッチは無いでしょう。
直線的な縫いだけの仕上げとは穿いた時の表情が全く異なります。また他のデニムはウエスマン部分のステッチは
1本(シングルステッチ)ですが、ヤコブは2本(ダブルステッチ)ベルトをすれば見えない個所ですが、
これこそワークウエアとは違うテーラードパンツ同様の拘り。
「⑧:派手な各所の演出」
“脱いだ時”を想定した派手なネーム演出もまさにイタリア的遊び心。
至る所に様々なネーム類(その数なんと11個)が付いております。全く不必要なネームですが、高級感は十二分!
しかも限定モデルだけあって文字のカラーもゴールド。
さらにハンガーにダイレクトに掛けれるハンガーループが両サイドとセンターに付いております、それらももちろんネーム入り。
モデル名が入った前開きの裏には「GO TO BED WITH A DREAM WAKE UP WITH A PURPOSE (夢を抱き眠りにつき、目的を持って起きろ」の
メッセージ刺繍も感動ものです。
「⑨:¨パチョリ¨ハーブフレグランスの心地よい香り」
ヤコブのデニムには、アロマテラピーにも使われるパチョリ(パチョリー)のいい香りが付いております。
パチョリは虫除けに効果があり、その昔中国から中東へ絹を運んだシルクロードの人たちが、生地に虫が、卵を産み付けないように、
乾燥させたパチョリの葉をシルク生地と一緒に入れて運んでおりました。そのため西洋では高級品→シルク→パチョリの香りと
連想されるそうです。ヤコブが高級テーラードデニムと位置付けするにあたり、もう一つ何かイメージが必要と考え、
デニムに高貴な香り・・・・・、パチョリに繋がったそうです。
このような具合に、細部に至るまで本当に良く作り込まれているラフに着崩したとしてもだらしなくならない、
大人のためのジーンズです。品良くリッチに見えながら、素材感などにはしっかりアメリカンな気分が残されているので
こなれた雰囲気もそこはかとなく漂います。テーラードジャケットに合わせてリッチなヒネリを楽しんだり、カットソーやTシャツとの
コンビネーションもイケるとあらば、見逃す手はありません。
【 ディテール 】
・7ポケットジーンズ
・ボタンフライ
・ベルトピンループテープ
・右ポケット内側:忍びポケット
・右コインポケット部:ロゴ刺繍
・レザーパッチ
・縫い代ロック処理
・ハンガーループ3本
【 生地 】
色落ち、強度、均整度に優れた素材を原綿から選びぬいたロープ染色の最高級デニム。
圧倒的なクオリティを誇るヤコブコーエンは、そのモデルに適したデニム生地を、日本(岡山)アメリカ、
イタリアの世界トップクラスのデニムメーカーに製作を依頼。同社の非常に厳しい機能的要求を、
見事にクリアした最高級の素材のみが使用されております。
本作は、日本が世界に誇る『岡山県産¨ジャパン ストレッチデニム¨』になります。
「日本は藍染めの歴史が脈々と受け継がれる世界の中でも最高の生地」とデザイナーも心酔するほど!
ご承知の通りデニムに関しては日本に勝る国はまずありません。ブルネロクチネリ、アルマーニ、サンローラン、ディオールオム、
シャネル、ヴィトン、ランバン、イヴ・サンローラン、プラダ・・・etcでも日本のデニムを使用しております。
JAPAN DENIMと銘打っているブランドもある位ですから、クオリティは言わずもがなです。
このモデルだけのオリジナルセルヴィッチ(ロゴ刺繍、耳付きデニム)。
コチラはLIMITED EDITION(限定18本)だけあって、オリジナルで織り立てた1反潰しの小ロット品。
通常、製作費(工賃)は多く生産することで、コストが下がりますが、コチラは最低ロット(サンプル反レベル)の
生産になるので工賃も割高。生地代だけで通常よりも2倍くらいかかるでしょう。それもLIMITED EDITIONの醍醐味でもありますが、
何とも贅沢すぎます。
高品質なコットン素材を原料にした糸を使用しロープ染色で染めシャトル織り機でローテンションに織られた
しなやかなセルビッチツイルデニム生地。セルビッチとは、生地端部分に解れ防止の目的で施された、
赤いステッチの入った「赤耳」のことで、旧型の織り機で織った証明。
本作はオレンジステッチに加え、JACOB COHENのロゴ刺繍入り。
しっかりと主張するのでロールアップも効果的。
デニム生地の厚さを表すオンス数は「12~13オンス(レギュラーオンス)」。
みなさんがジーンズと聞いて、真っ先に思い浮かべるであろう最もポピュラーな厚さです。
USブランドに代表されるようなコットン100%デニム特有のゴワツキが一切無く、ストレッチ混により馴染み抜群。
脚を通したその時から、身体に馴染むフィット感をお楽しみいただけます。
経糸と緯糸のバランスも良く見るからに上品で洗練。もちろん高級感も◎です。
【 素材 】
コットン:99%・エラステン:1%
【 色 】
キレイ目にもカジュアルにもハマる『ディープブルー』です。
軽めのウォッシュ仕上げによる深みのあるディープブルー。イタリア的な赤みの強く無い深みのあるクリーンで綺麗な色合いは
「デニム=カジュアル」のイメージを覆してくれるドレッシーで品のある表情が特徴。ジャケットやシャツにも
品良く馴染むエレガンスをキープしています。清潔感のあるトラッドな着こなしもサマになりそうです。
これからの色落ちもしっかりと味わえますので、「育てる楽しみ」をご堪能ください。
【 サイズ感 】
穿く人を選ばず、どんなスタイルにも合う汎用性抜群の『股上浅目のテーパード』
「モデル:J622(現NICK)」
股上浅目で腰回りスッキリ、股上やわたりはゆったりとしておりますが、裾幅:17cm前後に絞られた
ほどよくタイトな大人のスリムテーパード。スマートなのにどこか余裕を漂わせる、細身=華奢"には見せない無骨さがヤコブコーエンの真骨頂。
細身でもストレッチ素材なので窮屈さは皆無。穿き慣れたスラックス同様の感覚で、タフなデニムを上品に楽チンに着こなせます。
【 サイズ 】
「 32 」
【 サイズ実寸 】
ウエスト: 84 cm
股上: 24 cm
股下: 84.5 cm
わたり: 31 cm
裾幅: 18.5 cm
採寸位置
ウエスト・・・ウエストの両端直線x2
股上・・・・・股中央の十字の縫目からウエスト前上部
股下・・・・・股中央の十字の縫目から裾
わたり・・・・内股の縫い合わせから端
裾幅・・・・・裾の両端直線
全て平台の上に平置きし、外寸を計測。
サイズスペックは各サイズよりランダムに選んだ一個体の実寸値となります。
商品により誤差がある場合がございますのでご了承ください。
【 着用シーズン 】
オールシーズン
【 モデル 】
J622 LIMITED COMFORT
【 状態 】
新品未使用
【 付属品 】
限定モデルのみにつくフレグランスミニボトル、バンダナ、コースタータグ、糸、タグ類
【 製造国 】
イタリア製
【 定価 】
\178,200(税込)
【 備考 】
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