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SONY　CR C-90 【1973年初代ファーストモデル（Chrome Cassette後期モデル1977年頃？）】クロームポジション90分カセットテープ2本Setです。

★ソニー・カセットテープ・マニアックス発売記念出品★

第3弾大出血大サービス1円スタートで、おっちゃん鼻血ブーもんで大出血し過ぎて貧血で倒れてる上に、おっちゃん大損こいて頭痛が酷い日々が続いてる元SONYマニアの記念出品！

大事なコレクションが安値で落札されるのは身を裂かれるような気分だけど、コレが本当の大出血大サービスしゃーないですね？


※注意事項※
シュリンク包装に残念ながら裂けなどダメージございます。
お写真拡大する等参考にご検討宜しくお願い致します。

1971年SONY初となるクロームポジションカセットテープが発売される。『CHROMI』（クロミ）と名付けられたこのモデルは当時、一般的だった『酸化鉄磁性体』を使用したカセットテープと違い『二酸化クロム磁性体』を使用した高性能モデル。クロミはソニーのイメージ戦略による造語だが詳しい内容は今となっては諸説あるが、正確な事は永遠に謎である。

タイプⅡはハイポジションの認識で間違いでは無いが、タイプⅡ誕生黎明期には二酸化クロムを磁性体に使用した事により『クロームポジション』（クロムポジション）と言うグレード表現をした事による。数年後にはクロムポジションは非クロムポジションへと変化していき『コバルト磁性体』への使用材料の移行に伴い『ハイポジション』へとグレード表現が変化する事となる。二酸化クロムの開発会社はアメリカの化学メーカー『デュポン社』（日本ではケブラー繊維やライターで有名）であると言われ、ビデオテープ開発の一環から誕生したと言われる。後に国内でも松下電器がビデオテープ開発の一環から独自の磁性体を製造技術開発し市場へと投入しており同じ磁性体を使用するビデオテープとカセットテープの関係は密接な関係にある。

さて、肝心な『CR』であるが、前述のCHROMIのマイナーチェンジモデルであるが、発売当初は『Chrome Cassette 』と何の変化もないドストレートな表記なモデル名であったが、1977年頃？からCR表記へとデザイン変更となる。つまり、CRは正確にはクロミのマイナーチェンジモデルであり2代目モデルの立ち位置であるが、クロームカセット表記の時点でクロミとは別モデルの扱いでありCRはクロームカセットと同一モデルであるがCR表記のモデルが今現在では1代限りの単独モデル扱いとなっている。つまり『Chrome Cassette 』のモデルは無かった扱いになっていると言っても過言では無いが、同時期にライバルメーカー『日立maxell』から同じクロームポジションの『CR 』と同名のモデルが発売されており、以外とややこしい。とりわけ1970年代のカセットテープ業界ではメーカー違いの同名モデルが乱立しており、この時代の特徴でもある。当時はモデル名よりメーカー名で呼び分けしていた事も大きな理由の一つで、あまりモデル名は重要視されていなかったのかも知れない。一説にはクロムは当時大きな社会問題だった環境汚染による公害、とりわけ各種公害病は日本全国に悪名を轟かせておりクロムは土壌汚染で騒がれた『六価クロム』を連想させ風評被害を避けるために各社はクロームをモデル名から避けたとも言われている。

クロームポジションは、登場してから市場から消え去る迄がかなり早く今現在では非常に貴重なモデルグレードである。
故にクロームポジションはタイプⅡでありながら、クロームポジションであり、ハイポジションでは無いのである。

出品させて頂きましたテープは上記の通りのコンディションです。お写真参考にノークレーム、ノーリターンお約束出来る方のみご入札宜しくお願い致します。

P.S
因みに、テープに貼り付けてあるアメフト少年のSONYのポップステッカーは『ソニー坊や』（いいえ全然違います！）と何故か勘違いする人が少なくありませんが1970年代当時、マペット（マペッツ）と呼ばれてたイラストシリーズでフラン・マーと言う70年代に大流行したイラストレーターのイラストです。SONYが広告キャラクターとして使用していました。今現在でもアンティーク雑貨屋さん等で時折見かけるキャラクターで当時の女の子達にはお馴染みの大人気キャラクターでした。SONY以外にもお菓子メーカーのロッテが広告キャラクターとして採用しており、このキャラクターを見て懐かしいと思う女性は今現在、おばあちゃん確定なのであります。