綺麗に読んでいます★
初版本★
帯あり★
hオン自体は綺麗なのですが、少しカバーにスレなどがあるため、お安く出品いたします★
定価2200円を、90%OFFの220円で★
学習指導要領改訂に向け、大きなキーワードとなっている「アクティブ・ラーニング」。これまで、その言葉だけが先行し、アクティブ・ラーニングの議論に関わる内容を1冊にまとめるような本はありませんでした。
本書は、アクティブ・ラーニングについて、文部科学省職員、中教審委員、研究者等が「主体的・対話的で深い学び」を実現するため、様々な側面から論じています。例えば、アクティブ・ラーニングと資質・能力、カリキュラム・マネジメントの関係、各学校段階とアクティブ・ラーニングの考え方、そして、アクティブ・ラーニングと各教科等との関連など、これまでのアクティブ・ラーニング関連書籍にはない内容となっています。
学習指導要領改訂を見据え、子供たちが未来の創り手となるために、求められる資質・能力を育む、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、教育関係者必読の1冊です。 平成26年の「文部科学大臣諮問」以降、次の学習指導要領改訂に向けて、「アクティブ・ラーニングとは何か」という問いが、教育界の大きな話題となっています。
本書を刊行するに当たり、「この指導法を実践すればアクティブ・ラーニングである」という考えをもつより、まずは「学習者」を中心として考え、彼らがどのように育つか、そのための1つの方法が「アクティブ・ラーニング」であることを多くの方々に伝えていきたいと考えました。そのため本書では、「なぜ、アクティブ・ラーニングなのか」ということを軸に内容を構成しています。
Chapter 1では、「『アクティブ・ラーニングとは』をめぐって」というタイトルで、「アクティブ・ラーニング」が求められる、社会的な背景から、「主体的・対話的で深い学び」「アクティブ・ラーニングを位置付けた教育課程編成」など、今後、日本の教育が目指すべき方向性を示しています。
Chapter 2では、平成20年改訂の学習指導要領と「主体的・対話的で深い学び」を実現するための「アクティブ・ラーニング」がどのようにつながっているのかを述べています。これまで大切にしてきた「習得・活用・探究」「体験的な学習」と「アクティブ・ラーニング」の関係性、「アクティブ・ラーニング」を実現するためのカリキュラム・マネジメントの重要性とそのための教員研修の在り方など、過去を知り、未来につなぐための章として構成しています。
Chapter 3では、「アクティブ・ラーニングと各学校段階等・各教科等との関係」というテーマで論稿を述べています。各学校段階等・各教科等の専門家が、それぞれの立場で、「アクティブ・ラーニング」を実現するために大切なことを述べています。
本書における論稿の数々は、まさに、次期学習指導要領に向けたスタート地点であると思います。本書の2ページでも述べられているように、今後、「主体的・対話的で深い学び」の研修体制や指導事例集の作成等の準備作業も進められています。特に指導事例に関しては、その報告を待ちつつも、本書が、よりよい教育を「考える」ための1冊となることを願っています。